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VOL.45

深水大樹さん   職場で話しているうち、
同時期にIBPに参加していたことがわかり、
びっくりしました。

内田 佐保子さん  
内田 佐保子(うちだ さほこ)さん
1974年生まれ。大学卒業後、3年間のOL生活ののち、IBPワシントン大学コースに参加。留学中はワシントン州政府にてインターンを経験。帰国後は欧系保険会社の営業事務を経て、2002年サーブコープ入社。アシスタントマネージャー、PR&マーケティングコーディネーター、支店マネージャーを経て、現在は社内トレーニングを担当。
■参加コース:IBPプログラム・ワシントン大学コース
■留学期間:1999年4月〜2000年3月
■インターン先: ワシントン州政府通商経済開発局

渡邉 武さん  
渡邉 武(わたなべ たけし)さん
1977年生まれ。大学卒業後にIBPベルビューコミュニティカレッジコースに参加し、マイクロソフトの社内にある人材派遣会社でインターンを経験。帰国後は日系や米系のITの会社勤務を経て、2005年よりサーブコープ社のITサポート・エンジニアとして勤務。
■参加コース:IBPプログラム・ベルビューコミュニティカレッジコース
■留学期間:1999年4月〜2000年3月
■インターン先: ボルト・コンピューターサービス(マイクロソフト内)
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IBPがその後のキャリアを方向づけるきっかけに
IBP20期生のOGOBである内田佐保子さんと渡邉武さんは、現在、ともにサーブコープという外資系企業に勤務。内田さんはトレーニングマネージャーとして、渡邊さんはITSサポートエンジニアとして活躍中です。会社で話しているうちに、IBPの同期だということがわかったというお2人に、留学やインターンシップについて語っていただきました。

Q: まず、お2人が勤務している会社について教えて下さい。

A:サーブコープはオーストラリアのサービス付オフィスの運営会社です。国内では、大阪(2支店)・名古屋(1支店)・東京(11支店)に拠点を展開し、最先端のITコミュニケーション環境、バイリンガルスタッフによるサポート、OA機器、会議設備などを完備した高級家具付エグゼクティブオフィスを、少数精鋭のビジネスにレンタルしています。ベンチャー企業をはじめ、外資法人の日本拠点立ち上げ、大手企業の支店やプロジェクト室などとして利用していただいています(内田さん)。
お2人が勤める会社でインタビュー

Q: お2人はIBPの同期なんですよね。

A:しばらくの間、そうとは知らずに一緒に働いていました。ある時、彼に留学先を聞いたところIBPで留学していたことがわかり、しかも同じシアトルで、時期も一緒だったとわかって、びっくりしたんです(内田さん)。

Q: シアトルの印象はいかがでしたか?

A:私は留学前にアメリカへ下見に行ったんですが、人から受ける印象が町によってまったく違いました。シアトルは町も人ものんびりしていて、暮らしやすいところですね(内田さん)。
シアトルに限ったことではないでしょうが、日本に興味を持つ人が多い。現地の友人の中には自分が通った日本の大学に留学したり、JETプログラムで日本に来た人もいます(渡邊さん)。
IBP生にはカンバセーションパートナーがマッチングされるのですが、それがきっかけで日本に留学したり、働きに来たりする人が少なくないですね(内田さん)。

Q: そもそも留学のきっかけは何だったのでしょう?

A:大学卒業後、日本の損害保険の会社で3年間事務職についていましたが、毎日同じことを繰り返すだけの事務の仕事ではキャリアアップにならないと思い、将来のために留学を決めました(内田さん)。
大学在学中、自分が住んでいた寮に海外からの留学生が大勢いて、彼らからいろいろな刺激を受けたことがひとつのきっかけ。それから、アメリカにある大学の提携校に2ヶ月間の短期留学をしたのですが、その時に「次はぜったいに長期留学をしよう」と思いました。ただの留学ではなく、帰国後の就職活動のことを考えてインターンを経験したいと思い、IBPに参加しました(渡邊さん)。

Q: インターン先はどのように探しましたか?

A:私がインターンをしたワシントン州政府経済開発局(CTED)は、歴代のIBP生がインターンするところなんです。前任の人から声がかかり、第3クォーターから働きました。前任者から仕事内容を引き継ぎ、インターン中に開催された建材のトレードショーでは、各国から来た参加者のコーディネートも担当しました(内田さん)。

Q: 渡邊さんは?

A:マイクロソフト社にエンジニアを派遣するボルト・コンピューターサービスという会社で半年間インターンをしました。学校の先生の知り合いがそこに勤めていて、日本語ができる人を探していたんです。会社では応募者の面接の手配や、社内とマイクロソフトとの連絡を任されるようになり、ジョブフェアがある時には、ブースに立って仕事の紹介をしたりしました。この時に、英語のできる日本人エンジニアを探すのが大変だったという経験から、その方向に進めばマーケットの中での自分の価値が上がると思い、帰国後、ITの会社に就職しました(渡邊さん)。

Q: インターンによって、その後のキャリアが決定したんですね。

A:会社がマイクロソフト社の中にあったので、マイクロソフトの社内イベントなどに参加できたこともメリットでした。ウィンドウズ2000の出荷パーティの時には、地下7階まである駐車場にバスケットゴールが設置されたり、ロックコンサートが行われたり。出荷まで不眠不休で働いたスタッフが、3日間かけてお祭り騒ぎをしたんですが、こうしたところにもアメリカの一流企業のダイナミズムが感じられました。マイクロソフト社の現場の様子が見られたことは、自分にとって大きな財産です(渡邊さん)。

Q: 内田さんは、帰国後、どのように就職活動を?

A:人材紹介会社に登録して、外資系の損害保険の会社で営業アシスタントの仕事に就きました。でも思ったほど英語を使わなかったので、1年でやめて今の会社に転職したんです。これまでとは業界も違い、最初は営業からのスタート。大きなキャリアチェンジでしたが、やっているうちに自分に合っていると思いました。それに、うちの会社は9割以上が女性社員で、シニアマネージャーやゼネラルマネージャーなど、女性エグゼクティブが活躍しています。やる気と実力があれば、若い女性でも中間管理職になって支店の運営を任されるので、とてもやりがいがあります(内田さん)。

Q: 留学前と後で英語力はどれくらいアップしましたか?

A:私は留学前はTOEICで800点以上あり、帰国直前のスコアは915点に伸びました(内田さん)。
留学前のTOEICのスコアは720点。帰国前に受けたのが850点で、帰国して1年経った頃に925点取りました(渡邊さん)。

Q: 今振り返って、1年間の留学は自分の中でどういう位置づけになっていますか?

A:将来どのようなキャリアを積みたいのかを決める方向づけの期間だったと思っています。働き方だけでなく、今後の生き方についても、この1年間で方向が定まったように思います。IBPは、グローバルに働きたいという人には必須の経験。IBPが提供しているような留学体験、インターン体験をして国際的なビジネスセンスを持った人が増えれば、日本と海外諸国との相互理解がもっと高まると思います(渡邊さん)。

 

LA留学中の幼なじみとUniversity of Washingtonの前で(内田さん)

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