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VOL.46

小池 えりかさん   高卒後、アメリカの2年制大学に留学→編入を経て、
名門UCLAを卒業!
 
小池 えりか(こいけ えりか)さん
1984年生まれ。高校卒業後の2002年6月より、アメリカ・カリフォルニア州の州立2年制大学、ミラコスタカレッジへ留学。2004年9月よりカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へ編入し、2006年6月に卒業。専攻は社会学(Sociology)。2006年7月に帰国し、10月より大手出版社にて勤務予定。

■参加コース:アメリカ大学合格保証プログラム
■参加期間:2002年6月〜2006年6月
■留学先: University of California, Los Angeles (UCLA)
(アメリカ・カリフォルニア州)
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反対する両親を1年間かけて説得し、憧れのアメリカ進学を果たす

Q: 高校卒業後に、アメリカの大学進学を決めた理由は?

A:英語も習得できて、興味ある分野を勉強できる、というところが一番大きかったと思います。社会人になってからでは、アメリカの同世代の子と一緒の授業に出て仲良くなるチャンスはあまりないのではないかと思い、「このチャンスを逃したくない」と思いました。違う文化の中で生活してみたい、自分への挑戦というものも理由のひとつです。

Q: 大学留学を考えるきっかけは?

A:高校1年生の夏休みに友人が海外ホームステイをすることになり、とてもうらやましくて「私も行かせてほしい」と母に頼みました。そうしたら英会話学校のパンフレットを渡され「夏休みの間に、100時間の授業を受けたら考えてあげてもいいわよ」と言われました。この母の言葉に火がつき、本当に夏休みに100時間以上英会話学校に通ったのです! その学校との出会いが、アメリカ大学進学に大きく影響したと思います。その後、両親もホームステイを了承してくれて、ニュージーランドへホームステイすることができました。そこでのホストファミリーとの出会いも、私に人や文化との出会いの素晴らしさに気づかせてくれました。

Q: ICCを選んだ理由は何だったのでしょう?

A:アメリカ留学への興味がでてきた時に、留学雑誌に載っていたエージェントを何軒かまわり、その中で一番印象がよかったのがICCでした。アドバイザーの方がていねいにお話をしてくださり、とても感動したのを覚えています。私は普段から人との出会いを大切にし、直感で行動する部分があるので「ここが良い!」と思いました。東京・恵比寿のオフィスは窓が多く、陽光がたくさん入ってくるところも魅力的。あのオフィスに行くと、とても明るい気分になれるんですよね。

Q: ご両親は当初、留学に反対されていたそうですが。

A:両親を説得するのに1年ぐらいかかりました。家族会議で何回も話し合い、自分の熱意を一生懸命伝え、母と一緒に何回もICCに行った思い出があります。アドバイザーの方は、私や両親の細かい質問にもていねいに答えてくださり、だんだんとアメリカ大学進学へのイメージも湧いてきて、アメリカの大学へ進学したいと強く思うようになりました。両親は、治安や費用、生活面の心配をしていたのですが、そういったことも一つ一つICCのアドバイザーの方に教えてもらい、心配をなくしていきました。

Q: 現地で他の大学に編入したそうですね。

A:初めに入学したミラコスタカレッジは2年制で、日本でいう短大みたいなものです。両親との約束は「留学の期限は4年間」。私自身、4年制大学を卒業したいという思いがあったので、ミラコスタカレッジに入学した時から、編入を念頭に入れて授業を取りました。アメリカでは、2年制大学から4年制に編入することは一般的です。4年制大学の方が費用もかかるし、授業も難しいので、初めに2年制大学で基本的な授業を取り、大学生活に慣れた後、本格的な勉強する時に4年制へ編入する、ということを多くの人がします。編入時の大学選びの際には、ICCのアドバイザーの方に相談し、他州の大学についての情報をいただきました。

Q: 2つの大学の特徴と、それぞれの違いを教えてください。

A:2つの大学は正反対、と言ってもいいほど全く違う大学でした。ミラコスタカレッジの特徴は小さい、地域密着型のような学校。働きながら学校に通い、知識を増やしたり編入したりしたい、という年配の人もたくさんいました。UCLAは生徒数が多く、キャンパス内で友達に偶然会うことはないぐらい。世界各国からの留学生もたくさんいました。ひとクラスの生徒数を比較すると、ミラコスタカレッジが40名ぐらいなのに対し、UCLAは100人とか多い時は200人もいるようなクラスばかりでした。規模が大きい分、UCLAは設備も整っていて、図書館がいくつもあったり、食堂やカフェもいくつもあり、便利でした。

Q: 留学したことで、自分で変わったと思う部分はありますか?

A:辛い時期もありましたが、それを乗り越えたことで、毎日楽しく生きるために必要な発想の転換の方法が身に付いたと思います。アメリカの大学に通ったことで、より自立心が身に付いたと思うし、ちょっとやそっとのことではへこたれない強い人間になれたと思います。卒業前に、大学の社会学のセミナーで「日本人留学生のアメリカ留学における自己の変化」をテーマに論文を書いたんですが、周りの留学生の友人に、どのように自分が変わったか、留学を通して得たものがあるか、毎日の生活は変わったか、などをインタビューし、自分自身の留学生活と照らし合わせ、留学生活の集大成になりました。

Q: 大手出版社に就職が決まったそうですが、いつ頃から就職活動しましたか?

A:就職活動を始めたのは2005年の秋ごろからです。留学生対象のキャリアフォーラムに参加し、20社ぐらい面接を受けたと思います。何社かは、冬に帰国した時に二次面接を受けたのですが、結果は全滅。そこで、自分が本当に働きたい会社を探して帰国後に就職活動を再開しよう、と考え直しました。7月に帰国してから、教育系、出版系に絞って就職活動を再開。8月後半に、希望していた会社から内定のお返事をいただきました。教育系の雑誌を発行している部署で働くのですが、これからも教育関係の仕事をしていきたいです。

 
UCLAの卒業式

UCLAのキャンパス

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