■30才を目前にしてキャリアチェンジを決意 |
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Q: |
留学前は銀行にお勤めだったそうですが、キャリアチェンジを考えたのはなぜですか? |
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大学卒業後、長野県の銀行に約5年半勤め、個人・法人の営業を担当していました。そこは県下一の大企業で、将来に対して何の不安もありませんでした。しかし、30才を前に自分の今後の人生を見つめ直したとき、「このままではいけない。自分の好きなことや得意なことを仕事に活かしたい」と感じ始め、それまで自発的に学習し続けてきた英語を使って仕事をしていきたいと思ったのです。 |
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妻に自分の将来像について話を持ちかけた後、たまたま妻が本屋で手にした雑誌に、IBPプログラムについての紹介がありました。英語力向上はもちろんのこと、インターンシップを通じてアメリカの社会やビジネスについて学べ、そして経験ができるという内容に「これだ!」と感じました。「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」というイメージが強く、キャリアチェンジを考えていた私には打ってつけの内容だったのです。 |
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英字新聞を読んだり、TOEIC対策の文法問題集を解いて、文法と読解中心の勉強をしました。自分の英語力を客観的に把握するためにTOEICの試験を定期的に受験し、留学するまでに約20回受験。留学前はTOEIC800点、英検は準1級を取得していました。 |
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日本では英語ができる人と思われていましたし、自負もありましたが、渡米初日からその自信は崩れ去りました。ホストマザーの言っていることは3割も聞き取れず、発音に無頓着であったため、文法的に完璧な文章を話しても理解してもらえず、一日目のベッドの中で悔し涙を流したのを覚えています。 |
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まずはリスニング力を徹底的に鍛えるべく、携帯ラジオを片時も離さずに聞くように心がけました。大学の授業や新聞で出くわした単語や表現は、英英辞典で調べて単語カードにまとめ、conversation
partnerによるネイティブチェックを受けた後で暗記。さらに、常に周囲のネイティブの会話を盗み聞きするように心がけ、会話で使う表現を習得しました。発音に関しては
Conversation & Pronunciation の授業で自分の弱点を把握して矯正に取り組んだほか、参考書を購入して、母音・子音・phonics
について勉強し直しました。
それに大学のExtension で春に受けたTOEFL Preparation が、英語力をアップする上で想像以上に役に立ちました。当初6人で始まったこのクラスは、授業や課題のハードさのため、最終的に3人になりましたが、最後までついていったことが、私の英語力を飛躍的にアップさせてくれました。その結果、帰国後はTOEIC940点取得、英検1級にも合格しました。 |
Q: |
現地では高校でインターンを体験されたそうですね。 |
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前述のような勉強方法を続けた結果、留学3ヶ月目にいわゆる breakthrough があり、自分の中で英語力が確実に伸びていると実感しました。「自分の英語学習方法は間違いなかった」と確信すると同時に、同期のIBP生に英語学習についてサポートする機会も増えてきた結果、英語を教えることに快感を覚え、自分のやりたかったことは「英語を教える」ことだったのだと悟ったのです。
「英語を教える」というインターン先はありませんでしたが、人を指導するという観点から教育関係で行こうと決意。過去のIBP生のインターン先をインターネットで調べ、The
Northwest School を見つけました。 |
Q: |
インターン体験中の印象的なエピソードなどを教えてください。 |
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学校のサマープログラムに日本から参加した中学生が授業についていけず、先生の指示に従わなかったり、授業を意図的に妨害するなどの問題が起こりました。プログラムコーディネーターと担当教師がその生徒とミーティングをもった際、英語が話せない生徒と彼らの間に立って、通訳を兼ねて共に問題解決に取り組みました。対処する彼らの真摯さやスピーディーさに驚かされるとともに、クラスマネジメントや生徒のやる気の引き出し方などを間近で体験できたことは、今の私の仕事にも十分に活かされています。 |
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地元長野県の英語教育に携わりたいと考え、県下に本社をおく外国語学校・塾・予備校に的を絞って就職活動しました。現在は松進学院高校部英語科主任として、高校生の大学受験英語指導および進路指導に携わっています。高校生は約100名在籍しており、月〜土までの個別指導で、忙しい毎日を送っております。 |
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いずれTOEIC・TOEFL・英検・受験英語などの資格対策のための英語学校を開き、経営からティーチングまで、全て自分の思い描く通りにやってみたいという夢があります。そのために、TOEIC990点満点取得とティーチングスキル向上が当面の目標です。 |
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