数学の勉強は大切
マレーシア留学を希望される学生さんの多くが、
「ビジネス学部」「観光学部」「ホスピタリティ」「アカウンティング」といった
学部や専攻を希望しています。
では、実際の大学の授業では、どの様な科目を履修するのでしょうか。
多くの大学やファウンデーションでは、「数学」に関する科目が必修になっています。
数学と聞いて、苦手意識を持つ人もいるかもしれません。
今回は、マレーシアの大学のひとつ、モナッシュ大学ビジネス学部を一例にして、
マレーシア留学で使う数学について記事にしていきたいと思います。
マクロ経済学での数学
ビジネス学部ではマクロ経済学を履修する必要があります。
これは、国や社会全体の経済がどの様に動いているのかについて勉強をする科目です。
その中で、「インフレ率」「消費者物価指数」「失業率」「GDP」などを
計算する際に、数学の知識が必要になってきます。
基本的には、電卓を使って計算をするのですが、
ただ計算するのではなく、公式の意味を考えながら各データを算出する必要があります。
ファイナンスでの数学
次に、数学を使った授業はファイナンスがあります。
ファイナンスの授業は、将来金融機関や財務を扱う仕事に就いた際に役立つ授業です。
財務という言葉の通り、色々な原価率などの計算も当てはまります。
具体的な例を挙げると、「金利の計算」「正味現在価値(NPV)」
「収益性指標」「期待収益率」「割引率」「現在価値」「回帰期間法」
などの計算があります。
こちらの授業では、数学Ⅱ・Bで習った、数列を扱った計算もあるようです。
高校で習う数学をある程度おさらいしておいた方が、
大学でも役立つということがお分かりだと思います。
具体的な対策方法
ここまでで、大学では数学の知識が必要である
ということがイメージできたと思います。
では、どの様に対策をすれば良いのでしょうか。
現役のマレーシア留学生によれば、
まずは、「中学・高校レベルの数学をしっかりと理解できるようにしておく」
特に数Ⅱ・Bレベルまでの基本レベルはわかっておく
ということが一番大切な事のようです。
基本的に、ビジネス学部では、
高度な公式を覚えたり、複雑な計算式を紐解くのではなく、
四則計算を元に、確実な計算を一つ一つしていくようです。
その際に、公式も出てきますので、それが何を意味しているのか
しっかりと解った上で計算を解いていくということが求められます。
そのためにも、数学の基礎である中学・高校数学を
まずは完璧にしておくということが、
マレーシア大学留学の第一歩ではないでしょうか。
また、マレーシアの大学では単なる計算問題の演習ではなく、
グループワークで、答えに至るまでのプロセスを話し合うこともあるようです。
計算を扱った授業でも、クラスメイトと協力していくというのが
海外の大学らしい特徴ではないでしょうか。
まとめ
今回は、マレーシア留学で必要な、数学の知識について記事にしました。
「金利の計算」や「期待収益率」など、用語は難しそうに感じるかもしれませんが、
落ち着いて公式を理解していけば、
四則計算でしっかりと解いていけるということです。
マレーシアの大学やファウンデーションに入って戸惑わないためにも、
日本に居る時から、自分ができることを少しずつ増やしていきましょうね。
数学も英語もできるようになる、かっこいい留学生活を、
マレーシアで送ってみてはいかがでしょうか。
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【執筆者プロフィール】 大寶 モナッシュ大学マレーシア校に留学中。 マレーシアと日本に関連するWebメディアを中心とした研究をしています。 ICCマレーシアオフィスにてインターンシップ生として活動中。 |