マレーシアではこんなこともできるようになる!英語や学習以外に身につくスキル
皆さんこんにちは!マレーシアのモナッシュ大学に留学中の麻優子です。
マレーシアへ大学留学をすることによって学力や英語力を身に着けることができます。しかしそのほかにもあまり知られていない、意外なスキルが身に付きます!今回は、食事、生活、宗教の3点に注目して、マレーシアへ留学することで身につくスキルを紹介します。
食べられる食の幅が広がる!主に香辛料と辛さに慣れる
まず1つ目の意外なスキルは、食に関するレパートリーが明らかに増えることです。
マレーシアでは基本的にマレー系、中華系、インド系の3つの文化が混ざり合いながら生活しているため、レストランなどで食べられる食の種類もかなり広いです!
マレー系
マレー料理は日本食とは大きく異なり、香辛料が強く効いており、辛いことが多いです。
(例 ナシレマ)
中華系
マレー料理やインド料理と比べて日本人の口に合います。ですがほとんどの場合、チリフレークなどの辛い香辛料がついてきます。
(例 麺類)
インド系
カレー風味の料理が多く、そのほかにも辛く味付けされているものが多いです。
(例 バナナリーフカレー タンドリーチキン)
香辛料をたくさん使った味付けや、辛さは日本食と大きく異なるため、最初は食べられる料理がかなり限られている日本人を多く見ますが、マレーシアで生活していくうちに慣れていくといった例をよく聞きます!
私もマレーシアに来た当初は辛い食べ物が全く食べられませんでした。しかし、現地の友達に進められて食べていくうちに、そのおいしさに気づくことができました!現地の食事を食べることによって、より友達との仲が深まりやすいと感じました。
今では、マレーやインド系の辛い料理も好んで食べるようになりました!ちなみに、私は最初のうちは、辛い食べ物と一緒に甘い飲み物を飲んでいました。マレーシアにはテータリックやホワイトコーヒーといった、甘い飲み物がとても多いので、それらと一緒に食べることで辛さが半減されます。
上:チキンカレー 下:ナシレマ
どちらもマレー系の料理で、香辛料と辛さが特徴的ですがマレーシアで生活するようになって、食べられるようになりました!
自立した生活が送れるようになる!
もちろん、日本の大学に通い、一人暮らしをしていても自立した生活は送れるようになります。ですが私は、日本から離れ、違う言語で周りの人々とコミュニケーションをとりながら生活していくことで、自分で考えて行動することがよりできるようになるのではないかと思います。
私がマレーシアで生活してきたうえで、特に、自分で行動を起こしたり考えることが大切だと感じた場面を紹介します!
引っ越しの手続き
マレーシアでは引っ越しの際にほとんどの場合、SNSなどを使って、直接新居のオーナーとやり取りをします。物件を探したり、内見の予定をオーナーとやり取りしたり、解約したりと、すべての工程を自分の力でこなさなければなりません。(もちろん、留学エージェントのスタッフに頼んで手伝ってもらうことは可能です!)
ビザの更新
ビザは留学するうえで一番大切なものです。更新時期や、必要な書類の提出などは大学側から連絡が来ることがほとんどですが、連絡を見落としていたり疑問点を質問せず、ビザの更新に影響が出てしまってはかなり大変です!自分のビザの更新時期や必要書類をあらかじめ確認することが大切です。
体調管理
外食の文化が強いマレーシアですが、外食ばかりに頼っていては栄養が偏り、体調を崩してしまいます。定期的に自炊をして積極的に野菜を摂取したりすることが大切だと感じました!
マレーシアで自分のことを自分でやっていくうちに、自立した生活を送るスキルが身についていきます!
宗教のタブーを自然に考慮できるようになる!
マレーシアの中には基本的にイスラム教、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教の信者がおり、各宗教によってタブーが存在します。マレーシアで多宗教の友達と生活することで、タブーを考慮するスキルが身に付きます!
各宗教のタブーや実際に考慮する場面を紹介します。
豚肉とアルコールの禁止(イスラム教)
イスラム教信者は豚肉やアルコールが使われいる料理は食べません。また、アルコールが使われている商品の使用もタブーとされています。(アルコール消毒など)
イスラム教の友達と食事をする際は豚肉を使わないレストランや料理(ハラール)を選ぶことがマナーです。
これはハラールマークといって、豚肉やアルコールが使われていないということを公式に示すためのマークです。マレーシアでは、中華系のレストランなどで豚肉やアルコールが使用される場合は、Non-Halal (ハラールではない)と書かれていることが多いです。
牛肉関連の食品や牛革でできた商品の禁止(ヒンドゥー教)
イスラム教が豚肉が禁止であるのに対して、ヒンドゥー教では牛肉が禁止です。ヒンドゥー教では牛は神聖な動物とされているため、牛肉は食べません。
ラマダン(断食期間)の考慮(イスラム教)
イスラム教徒は、4月の半ばから5月の半ばにかけて(詳しい時期は年によって異なります)ラマダンと呼ばれる、断食をします。その期間中、イスラム教徒は日が昇っている間は飲食ができません。イスラム教徒でない私たちは、彼らの前では極力食事をしたり、飲み物を飲んだりしないように気を付けます。
このように、自分とは異なった宗教であってもお互いの宗教を尊重するといった意味で、タブーを考慮するスキルが身に付きます。これはマレーシアのように多宗教が入り混じる環境だからこそではないかと思います!
まとめ
マレーシアで生活してすることによって、予想もしていなかった意外なスキルを身に着けることができます。勉強や英語力以外での自分のスキルの変化を実感することは、マレーシアでの生活のモチベーションにつながります!
【この記事を書いた人】
酒井 麻優子(Sakai Mayuko)
高校時に、ICCを通して一年間ニュージーランドへ留学した経験から「海外でもっと多くの人と関わり合いながら勉強をしたい」と考え、日本の公立高校を卒業した後、2019年8月からマレーシアのモナッシュ大学に入学。国際社会学を専攻し、現地学生だけではなく様々な国からの留学生とのディスカッションを通して視野を広げながら学習中。また、課外アクティビティとして大学の討論クラブに所属し、そこで秘書の役割を務めながら英語力を磨いている。