2年ぶりにマレーシアに戻ってきて幸せな、すずです。
KLから車で30分(渋滞がなければ)の静かな土地の日本人0の大学で勉強中です。
ファウンデーションコースの最初の5ヶ月間をマレーシアで過ごし、
のちの2年は日本からオンライン授業だった筆者が、コロナ前と後で変わった授業について思い返してみました。
KLから車で30分(渋滞がなければ)の静かな土地の日本人0の大学で勉強中です。
ファウンデーションコースの最初の5ヶ月間をマレーシアで過ごし、
のちの2年は日本からオンライン授業だった筆者が、コロナ前と後で変わった授業について思い返してみました。
目次
1.マレーシアのオンライン授業はzoomを使わない?!
入学してから1度もマレーシアに行ったことがなく、いままでずっとオンラインという留学生もいます。
オンラインが主流になってzoomをよく使うようになりましたが、
このzoom、マレーシアのオンライン授業では全く使いません。
私自身、学校で使ったことなかったのでいまだに使い方がよくわかりません笑
大学にもよりますが、マレーシアではMicrosoft365や教育専門のプラットフォームを使っている学校がほとんどです。
授業、録画をみたり、宿題提出からグループ課題のメンバー決めそしてテストまですべて1つのプラットフォームにまとめられています。
これは実際に私の学校で使われているものでCanvasといいます。
オンライン授業もここからはいります。
授業によっては300人を超えるクラスもありますが、問題なく機能しています。ちょっとカオスにはなりますが笑。
なかには、人数の多いクラスはzoomで普段はMicrosoft Teamsを使うという学校もあります。
個人的には授業から課題提出まで全てが1つで済む、このCanvasが気に入っています。
2.リンクから入るだけじゃない!マレーシアのオンライン授業は準備命
<マレーシアのオンライン授業を構成する5つの要素>
-Pre-lecture materials(予習教材)
-Lecture(授業)
-Tutorial Preparation(チュートリアル準備)
-Tutorial(チュートリアル)
-Quiz(小テスト)
-Pre-lecture materials(予習教材)
-Lecture(授業)
-Tutorial Preparation(チュートリアル準備)
-Tutorial(チュートリアル)
-Quiz(小テスト)
まず、マレーシアの大学の大学の場合、
授業前の準備→授業→チュートリアルという流れになっています。
授業前の準備がPre-lecture materialやPre-readingとして生徒が授業前に取り組んでおくものになります。教科書の該当するページを読んだり、指定された動画を見ておくこともあります。
この事前準備をしていると授業本番でもスムーズに入っていけますし、あらかじめ疑問点などをまとめておいて、そこを重点的に聞くということができます。
日本の大学と異なる点は、予習がおまけのようなものではなく、
全生徒必須の課題であることです。Preparation(準備)名のつくものは直接、授業やチュートリアルの内容に結びつきます。
チュートリアルを制する者、その教科を制す
授業の後はチュートリアルです。これは授業の内容をふまえた上で、復習として問題を解いたり、さらに実践的な課題に取り組んだりして授業で得たものを定着させる時間です。
チュートリアル前も授業と同じでpreparationとして事前に調べたり、用意された質問に自分なりの答えをだして、チュートリアルの時間にクラスでディスカッションしたりします。
なので、授業よりもチュートリアルのほうが大事になってきます。
そしてまとめとして小テストのようなクイズがでます。
週1でクイズがあったり、教科によっては授業の後毎回このクイズがあって、この提出が出席証明になったりもします。
ただの復習と捉えず、前のめりで挑んで自分のものにしていかないと
もったいない!
3.オンライン授業の試練は飛躍のチャンス
課題で求められるものが変わった
オンラインに移行したというだけでなく、課題の内容もずいぶん変わりました。オンラインでなんでもすぐにわかってしまうので、より生徒自身の考えや創意工夫が求められるようになりました。課題の難易度は前よりも格段に上がりました。
先生たちも初の試みなので、質問をしても“答えはないから好きにやってみて”となんとも丸投げです笑
答えのない問題にどうアプローチするか、0→1をつくるという、
社会でも求められる力を学生のいまのうちに鍛えあげておくチャンスです。
オンライン授業の試練
グループをつくるのが毎回大変!留学生のみならずみんなの悩みの種です。
理系のコースだとグループ課題が全くないという人もいますが、
なんせ相手を知らないので、どうメンバーを探せばいいか困ります。
1〜2人入れ替わるくらいがマンネリせず、レベルの違う生徒とも課題を進められて学びも多いです。
私は2年間ほぼ全教科全く同じメンバーでグループ課題をやっていました。誰がのんびり屋で、誰がサッとタスクをこなしてくれるか、 というのがわかり切っているので、スケジュールが立てやすかったです。
いろんな生徒に出会うし、いろんな問題に突き当たります。
でも、それもコロナ中のいまだけ。
楽しんでチャレンジしてください。
4.ピンチはチャンス!コロナ禍のいま育てたいスキル
・コミュニケーションスキル (聴く力・伝える力)
・主体的に動く
・失敗を恐れない行動力(スピード感めっちゃ大事!)
コミュニケーションスキル
対面でもオンラインでも、とても大事です。ここがうまくいかないと、お互いちがう理解をもったまま話が進んでいくことになります。
「今日までにこのタスク頼んだのにどうなってるの?」
と自分は思っても、相手は「え?そういうことだったの?」
とならないように、相手がなにを言おうとしているのか?
自分の言いたいことは同じトーンで相手にも伝わっているか?
基本的なことですが、できていない人が多いです。(と大人の人からよく聞きます)
主体的に動く
特に日本人でできていないのが自分から動くということです。これを読んでいるあなた、留学の手続きは全部親がやっている、エージェントが全部やっているということはないですか?
ものの大小や失敗に関わらず、とにかく自分から動くということがものすごく大切です。これは学校の外でも生きてきます。
まずは自分からほかの生徒に話しかける、相手が留学生か日本人かはたいしたことではありません。
待つのではなく、自分から動くということができるようになると後々リーダーシップや協働力といった他のスキルもついてきます。
失敗を恐れない行動力
そして、行動するときはスピード感が命です。とにかくやってみよう、なんとかなるだろうと言っている人、なんとかなってます。騙されたと思って考える前にとにかく行動してみてください。
授業で先生に質問するでも、もしくは学校の外でなにか新しいことを始めてみるでもなんでも構いません。
学生のうちに失敗できること、リスクをとれることは社会人のみなさんが本当に羨ましいことの一つです。
いまはなにをしても失敗にはカウントされないのでどんどん行動していきましょう。
おわりに
コロナ禍のマレーシア留学は、オンライン授業がメインになっていますが 対面授業もどんどん再開しています。いま日本でオンライン授業を受けてマレーシア留学をしているみなさん、マレーシア留学を考えているみなさん、学校の外に出てからも生きるスキルを育てるチャンスです!
コロナは世界中のみんなに降っている雨なので、自分がどう行動するかでこの先大きく変わります。
みなさんの健康を祈って、マレーシアでお待ちしてます!
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