先月モナシュ大学マレーシア校を卒業した緋花瑠です。
今回は、マレーシア留学での“暮らし”に焦点を当て、現地に通算約3年半滞在した私が感じた、マレーシア留学生活ならではの良かった点とカルチャーショックを受けた部分をそれぞれシェアしていきたいと思います!
これからマレーシア留学を始める方の(心の)準備に、少しでも役立てば嬉しいです。
今回は、マレーシア留学での“暮らし”に焦点を当て、現地に通算約3年半滞在した私が感じた、マレーシア留学生活ならではの良かった点とカルチャーショックを受けた部分をそれぞれシェアしていきたいと思います!
これからマレーシア留学を始める方の(心の)準備に、少しでも役立てば嬉しいです。
目次
1. マレーシアならではの良かったところ
年間を通して安定した温暖な気候
ご存知の方も多いと思いますが、マレーシアは常夏の国。といっても暑い時で33度ほど、平均的に30度前後と、日本の夏と比べれば過ごしやすくなっています。常夏、ということはマレーシアには季節の変わり目が存在しません。渡航前は季節の変わり目に風邪をよくひいていましたが、マレーシアでは打って変わって毎日元気に過ごしていました!
また私は肌が乾燥しやすい体質ですが、そもそもの大敵の冬が来ず、かつ毎日水を沢山飲んでいたこともあってか、滞在中は大きな肌トラブルに悩むこともありませんでした。
気候のおかげで健康的に過ごせたというのは、渡航前には予期しなかったマレーシア留学の大きなメリットです。
ただもちろん「マレーシアは毎日毎日暑くて嫌になる」という声も現地の方と留学生双方からよく聞きました。私は冬よりも夏派だったので最高な毎日でしたが、これを利点ととらえられるかはあなた次第です!(笑)
家具・家電付きがスタンダードな賃貸部屋
続いては引っ越し関係のお話です。私はマレーシア留学を始めて最初の2か月間だけ大学の寮に住んでいましたが、そのあとは自ら家を探し、スタジオと呼ばれるワンルームのような部屋で一人暮らしをしていました。引っ越すにあたってインターネットで物件情報を探し始めましたが、そこで驚いたのはほとんどの家が家具・家電付きということです!
こういった家具・家電類を一から揃えるのは金銭面でも手間の面でもやっぱりとても大変です。スーツケースとリュックだけを持って新しい住処にスムーズに移ることができたマレーシアの家事情は、今でも有難かったなと思います。特に色々な場所に住んでみたい人ほど都合がいいかもしれませんね。
余談ですが、私は家主の方にとても恵ました。
よく近況を訪ねて下さったり、困ったときにはすぐ駆けつけてくれたり、中華系の方だったので旧正月には贈り物をいただいたりと、大家さん一家は私のマレーシアでの留学生活を支えていただいた大切な存在です。
内見の際には、大家さんの人柄も要チェックです!
自炊いらず!安価で美味しい豊富なご飯屋さんの数々
さて3点目は食事について。マレーシアのご飯や食にまつわる文化は、帰国した今一番恋しく感じる部分です。ご飯のことを思うと今すぐにでもマレーシアに戻りたいくらい!何がそんなにいいのかというと、やっぱりマレーシアならではの料理と、気軽に立ち寄れる安価でバラエティ豊富なお店の存在です。
特に私が住んでいたSS15と呼ばれるエリア(INTI大学徒歩圏内)には、ご飯屋さん・カフェがずらりと並び、ホーカーと呼ばれる屋台が集まった場所や、ナシカンダーと呼ばれるインド系カレー食堂も数多くあったため、毎日飽きることなく様々なジャンルのご飯を楽しむことができました!
ちなみに、私の選ぶ三大マレーシア料理は、Roti canai (ロティチャナイ)、Dry Bak Kut Teh(ドライバクテー・肉骨茶)、Kai Si Hor Fun(カイシーホーファン)です。どれも本当に本当に絶品で大好きです。
ぜひメモしておいて、現地で見つけたら試してみてくださいね!
2. マレーシア留学中に受けたカルチャーショック
さて、ここまでマレーシア生活ならではの良さを語ってきましたが、続いてはカルチャーショックを受けた部分をご紹介します。屋内、エアコン効きすぎ問題
大変だったこと、で真っ先に思いつくのがこちら。暑い屋外とは対照的に、屋内がとにかく寒いことが多く…。特に大学の教室と、映画館、電車の中は思い出すだけで背筋が凍るほどです。例えばあまりにも寒かったある日の授業中、エアコンの温度を確認したところ設定温度が21度になっていた時には目を疑いました。日本人の常識と、軽装で耐えられる温度とはかけ離れていますよね!INTI大学もモナシュ大学も基本的に常に寒かったので、マレーシアにある全ての大学共通なのでしょうか…。
上記のような長時間滞在しないといけない場所に限ってエアコンが効きすぎていることがよくあり、寒がりの私にとっては本当に大変でした。身を守るためにも羽織りものは忘れずに!
イスラム教式トイレ事情
人口の約6割がイスラム教徒で、イスラム教国家として知られるマレーシア。そんなイスラムの教えでは用を足した後は水を使って清めるべきとされているため、ほぼすべてのトイレの個室内には水が出るホースが備え付けられています。① 便座や床が水浸し!
ホースが使用された直後なのか、便座や床がびしょ濡れになっている状態を結構な頻度で目にしました。初めて見たときはトイレが壊れてしまっているのかとびっくり。
② トイレットペーパーがない!
前の話と繋がりますが、ホースの水で事足りるためか、トイレにトイレットペーパーが存在しない状況も多々あります。都会のショッピングモールや大学はまだしも、郊外や田舎でトイレットペーパーの存在を期待してはいけません。
これを知ってマレーシアでやっていけるかな、と不安になった方!大丈夫です。
ポケットティッシュが大きな味方になってくれます。それから水浸しの床に備えてスニーカーではなく厚底のサンダルで生活することもおすすめです。
万全の対策で、驚きの文化の違いも乗り越えていきましょう。
シャワーのみ!とにかくお風呂が恋しい日々
そして最後はお風呂についてです。基本的にマレーシアの家や寮にはバスタブはなく、シャワーだけが備え付けられています。どんなに疲れた日も、立ってシャワーを浴びるのみ。湯船にゆっくり浸かるのが癒しだと感じる日本人にとってはちょっと辛い点かもしれません。
ただ、一時帰国や本帰国した時に数か月~数年ぶりに肩までお湯につかった瞬間は最高に気持ちよかったです!長い間我慢した人だけが味わえる特別な気持ちよさを希望に、頑張って耐え抜きましょう。
それでもどうしても…というときには、少し贅沢してバスタブ付きのホテルに泊まりましょう。とっておきの裏技です!
おわりに
長々となりましたが、私はまたいつか暮らしたいと思うほどマレーシアのことが大好きです!よかったところはまだまだたくさんありますが、大変だったところ(カルチャーショックを受けた部分)はようやく絞り出した3つなので、本当にマレーシアは暮らしやすい国だったと思います。
これからマレーシア留学に行かれる方は、ご自身ならではのマレーシアの好きな部分を見つけたりカルチャーショックを味わったりして、自分の目で見て体感するマレーシアを楽しんでくださいね。
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【緋花瑠(ひかる)】ICCインターン生。INTI大学英語コース、ファウンデーションコース(ビジネス/IT)を経て、2023年9月にモナシュ大学マレーシア校(ビジネス学部会計学専攻)を卒業。マレーシアのランカウイ島と、マレーシア・イポーの麺料理ホーファンへの愛は人一倍。