《ICC マレーシア アンバサダーレポート vol.13》マレーシア大学生の期末テスト~Taylor’s大学 建築学科の場合~
マレーシア大学留学のカウンセリングをしていると、
「授業についていけますか?難しいですか?」
「試験はどのような内容ですか?」などと
アカデミックな質問をよく受けます。
海外の大学は入学するのは簡単だけど卒業するのは大変、
というお話を耳にされたことのある方も多いかと思います。
マレーシアの大学も同様、高校で一定の成績を修めていれば入学できますが、
そのあと、良い成績を残すのはもちろん、単位を取得するのさえもなかなかハード
卒業するのが大変なのがマレーシアの大学です。
今回はアンバサダーのテイラーズ大学建築学部在籍中の康平くんが期末試験についての記事を
届けてくれました!
マレーシアの大学の試験
こんにちは! Taylor’s大学の渡辺康平です。
マレーシアの大学では12月に“final exam”と呼ばれる大きなテストがあります。
日本の大学だと
期末テストにあたるものです。
Taylor’sでは、
成績の70%が中間テストと提出課題で決まり、
残りの30%が期末テストで決まります(実技教科省く)。
トータルの成績が50%以下だと
落第になります。
教科はMPUと呼ばれる基礎教養と専門科目からなります。(MPUについては
こちら)
期末試験の教科(基礎教養科目編)
MPUのテストはマークシート方式で問題内容もとても基本的なものです。
各教科3時間勉強すれば難なく高得点を狙えると思います。
●問題例:
マレーシアが加入しているCommon Wealthとは、
A)東南アジアの経済発展を目的としたグループ
B)世界中の子供たちの命と健康を守る国際機関
C)人類が自然と共存する未来を目指す自然保護団体
D)イギリスの植民地であった国で構成され、防衛協力や経済協力を目的とした連合(正解)
期末試験の教科(専門科目編)
今学期のテストで大変だったのは、
専門教科です。
建築学科の場合 専門教科のテストは
エッセイ方式で回答することが要求されます。
マークシートではないので、付け焼き刃の知識では回答できないですし
英語でエッセイを書き上げるプレッシャーもあり、時間をかけて準備しました。
各テスト大問4つしかないので、1問1問丁寧に記述しなければ得点に繋がりません。
●問題例:
20世紀アメリカで活躍した建築家を2人あげ、それぞれの特徴と
彼らの成功の要因にはどのような要素があったか考察し300words以内で述べよ
テストは
ホールで行われ、会場は嫌な緊張感で包まれます。
期末試験後
テストが終われば長期休暇です。
僕の学科は年明けすぐに次の学期がはじまりますが、ほとんどの学科は3月まで休みになります。
この休みで、ほとんどの留学生・地方出身のマレーシア人は帰省するので、
キャンパスはゴーストタウンみたいになります。
個人的に次の学期が1つの山なので、気を抜きすぎずマレーシアで新年を迎えたいと思います。
以上 Taylor’sの渡辺がお送りしました~
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