Q:エアライン留学プログラムに参加した理由は?
A:小さい頃にシアトルで暮らしていて、帰国後もシアトルの友達と文通をし、いずれはシアトルに戻りたいと思っていました。20才の頃にエアライン就職を目指しましたが、夢が叶わず、ホテルに就職。仕事を始めて5年経った頃に、またエアライン勤務の夢が再燃し、エアライン留学プログラムに申し込みました。
Q:学校の授業内容はいかがでしたか?
A:レジュメの書き方や面接のシミュレーションなど、インターンシップに向けた授業があって、とても役立ちました。また、現役のCAを講師として迎え、実際の仕事内容などを聞いたり、空港やホテルに行って施設見学をしたりと、非常に実践的な授業内容でしたね。
Q:インターン先はホテルだったんですね。
A:日本での経験を生かして働きたいと思い、ホテルを選びました。私がインターンをしたフェアモント・オリンピック・ホテルは、トリプルAで5ッ星の一流ホテル。スタッフの対応が素晴らしく「ぜひ、ここでインターンをしたい!」と思ったんです。でも、そこはインターンを受け入れないホテルだったのです。ICCの現地アドバイザーに相談してみると「アメリカでは、何事もやってみなければわからない。トライしてみる価値はある」と励まされ、レジュメを出しました。
Q:ホテル側の反応は?
A:「過去にインターンを受け入れていない」とのことで、一度は断られました。でも、再度電話をかけて、自分には経験があること、このホテルでぜひ働いてみたいことをアピールし、何とか面接にこぎつけたんです。面接でも最初から難色を示されたのですが、熱意と自信が伝わったのか、1人のマネージャーが一緒に他の人を説得してくれ、最終的にOKの返事がもらえました。ホテル側にしてもインターンを取るのは初めてのことだったので、2時間のあいだに、支配人、人事マネージャー、フロントマネージャー2人、客室マネージャーと、5人もの人と面接をしました。
Q:熱意が不可能を可能にしたんですね。
A:インターン中は、フロントやコンシェルジュなど第一線の仕事を担当させてもらいました。インターン修了の際には、面接で難色を示していたマネジャーから「インターンを見る目が変わったよ。ありがとう。君が扉を空けたおかげで、これから毎年インターンを受け入れることにした。君はパイオニアになったね」と言われました。以降、このホテルでは毎年インターンを受け入れているそうで、うれしく思っています。
Q:今後のキャリア像を教えてください。
A:今の仕事を始めてまだ半年ですし、やりがいも感じているのですが、将来的には、留学コンサルタントのような仕事にも興味があります。自分が経験したことを生かして、これから留学したいと考えている人にアドバイスできたらいいなと思います。
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