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先輩たちの留学体験「マンスリーインタビュー」 VOL.68

オーストラリア高校留学プログラム バックナンバー



高校の全校集会で、先生と生徒の前で「涙そうそう」を歌いました






参加コース:オーストラリア高校留学プログラム
留学期間:2006年1月〜留学中
留学先:グレンアイラ高校(オーストラリア・メルボルン)

1989年生まれ。2006年1月より、日本の高校からオーストラリア・メルボルンのグレンアイラ(Glen Eira)高校へ留学。現在12年生(高校3年生)。


両親を説得して、オーストラリアへ留学

Q:高校留学をしようと思ったのはなぜ?
A:
海外留学は小学生の時からの夢でした。高校受験の頃にテロで世界があわただしくなり、留学することに対して両親の猛反対を受け、普通の私立高校に入学しました。夏休みの宿題で新聞を読んでいた時、ICCのAUS留学の記事を見つけ、興味半分でインターネットで調べたところ、これが私の小さい頃からの夢だったことを思い出したのです。「今、この時期を逃したら、もう一生留学はできない」と思い、ふたたび留学を決意しました。

Q:ご両親は反対されていたんですよね。
A:
両親は基本的に私の留学には反対でした。当時は日本の大学進学を希望していたこともあり、留学はよくないと言われました。反対されることはわかっていたので、親からの質問を予測し、すべて下調べをした上で、答え(反論)をしっかり考えておきました。2対1では負けると思い、まず母を説得しにかかりましたが、案の定、母は猛反対。ことごとく反論すると「お父さんがOKすれば行ってもいい」と言ってくれました。そして父の説得。留学すると将来にどんなにプラスになるかを必死に語りました。最初は父も反対だったのですが「そんなに行きたいなら行ってもいい」と言ってくれました。猛反対していた両親ですが、今では私をAUSに行かせてよかったと言ってくれています。

Q:数あるエージェントからICCを選んだ理由は?
A:
ICCに決めた理由はサポートがよいと感じたこと、オフィスが近くにあったこと。それから、他の会社に比べて、写真に写っている留学生がいきいきと輝いて見えたからです。

Q:高校があるところはどんな町ですか?
A:
シティから20分ほどで、どこへ行くにも便利な町。学校の近くに電車やトラム、バスストップがあって、アクセスしやすくなっています。Cafeなども多く、公園もたくさんあります。

Q:通っている高校はどんな学校?
A:
全校生徒が400人足らずで、とてもアットホームな雰囲気。先生たちはとてもフレンドリーで面白いです。職業を生きがいにしていると思えるほど、丁寧に親切に、それでいて楽しそうに教えてくれる先生でいっぱいです。校長先生もとてもチャーミングで、生徒の名前をしっかり覚えてくれていて、よく話しかけてくれます。留学生もたくさんいます。私の学年(Yr12)では半数以上が留学生。先生も元留学生という方が多く、英語の難しさなど、私たちの気持ちをよく察してくれます。

Q:日本の学校との違いは?
A:
まず驚いたことは、先生と生徒が授業中に話し合ったりすることです。日本ではいつも受身の授業で、生徒はひたすら聞き役。でも、ここでは生徒はわからなかったらすぐにその場で聞くし、いつも先生とジョークを言い合ったりします。また「授業中に水を飲みなさい」という指示をされたこともありました。H2は勉強に必要なのだそうです。Yr11/12では好きな教科を選ぶことができます。日本の大学に近いと思います。

Q:何の授業がおもしろい?
A:
一番好きな教科はSpecialist Mathです。高校では一番難しいと言われている数学ですが、とても面白いです。AUSでは計算機が使えるので、日本よりもより細かい数値を求めることができます。今までにやってきた数学の総集編といえる教科だと思います。確かにややこしくて難しいですが、数学の裏まで知ることのできる楽しい教科です。

学校で仲がいいベトナム、中国、香港の子たちと

香港の子たちとBBQをした時に、偶然、語学学校時代のロシアの友達に会った時の写真です



Q:英語力上達のためにどんな努力をしていますか
A:
語学学校の時は、新しい顔を見れば「hi! I'm Rei. Whats your name?」と話しかける努力をし、とにかく友達を増やしていきました。友達としゃべるときも必死に話題を探し、質問責めにしたり、なるべく多く話すようにしました。家ではなるべくリビングにいるようにして、そこで宿題をしたり、わからないところはホストに聞いたりします。帰ったらすぐに今日一日あったことをホストに伝えるようにしました。辞書を使って単語を調べ、次の日に友達と話す話題の準備をしたりしていました。授業中もわからないことはすぐに聞くように気をつけています。

Q:全校集会で歌を歌ったことがあるそうですね。
A:
語学学校の時に自己紹介で「歌うことが好き」と言ったら、先生に「みんなの前で歌ってみて」といわれ、歌ったのが一番初めです。高校の校長先生と副校長先生がその噂を聞いたそうで、他校からの見学者が来た時や、みんなが集まった時などに歌うということが続いていました。するとある日、先生に「全校集会で歌ってほしい」と言われ、自分の一番得意な曲「涙そうそう」を音楽の先生の伴奏にあわせて、全校生徒の前でソロで歌いました。

Q:それはすごい。一躍、学校の有名人ですね。
A:
その後、たくさんの人が話しかけてくれるようになり、友達も増えました。歌を録音して、学校のラジオで流してくれたこともあります。今度、違う学校に行って、歌のパフォーマンスをする予定です。

Q:ホストファミリーのことを教えてください。
A:
ホストマザーと1〜3人のホームメイトがいます。ホームメイトは頻繁に変わります。近くにホストマザーの娘さんが住んでいて、娘さんや孫がよく遊びに来ます。今年1年生になったお孫さんと仲が良くて、いつも一緒に走り回っています。ホームステイで特に心がけてることは、家のルールを守ること。私の家にはあちこちに家のルールが書いてあります。例えば「ドアは静かに閉めること。シャワーは3分以内。晩御飯に帰らないときは前もって伝えること」などなど。それをしっかり読んで、ちゃんと意識しながら生活するようにしています。それから、とにかくお互いに話すこと。いろいろな文化の違いや考え方の違いがあるので、気持ちの行き違いもあります。そういう時には、自分はどう思っているかをはっきり口にするようにしています。

Q:現地アドバイザーにはどんなことを相談していますか?
A:
毎週金曜日のレセスタイム(休憩時間)に会うことが多いです。学校やホストの相談だけでなく、将来のことや複雑な友達関係の話、どこのお店の料理がおいしいとか、アドバイザーさんとしてだけでなく、仲のいい友達のように話してくれます。

Q:卒業後の進路はどのように考えていますか?
A:
AUSの大学に進学する予定です。大学ではBusiness ManagementかAccountingのコースを取りたいと思っています。将来の夢は日本でビジネスを起こすことです。バリバリに働くBusiness Womanになりたいです。

Q:最後にICCのサポートについての感想を。
A:
大学のことなど、特に進路についてのサポートを受けています。学校でも説明してくれるのですが、日本の大学のことまでは説明してくれませんし、個人のニーズに細かく対応することは難しいと思います。ICCでは、進路の選択肢の説明から始めてくれます。個人面談もしてくれるので、細かく将来について話し合うことができます。英語を理解し切れていない部分もあるので、日本語で進路についてしっかりとした説明を聞けることはとても嬉しいです。


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