Q:高校留学の理由を教えてください。
A:父親の仕事の関係で、幼い頃から海外に行く機会が多かったのですが、小学校6年の時にアメリカへ旅行した際、ホテルの部屋に強盗が入ってきそうになったことがありました。「日本人は英語が話せない」と思われたことから、事件に巻き込まれそうになったのです。このことがきっかけで、英語で意思表示がしたいという気持ちが大きくなりました。中学から高校までエスカレートコースで、そのまま高校に行く予定だったのですが、中学を卒業する3ヶ月前に母親から「留学してみない? それも3年」って言われて、すぐに「行く!」と回答しました。
Q:NZの高校からアメリカの大学に進学した理由は?
A:NZの高校を卒業して日本に帰って来た時、友達は大学に進学していきましたが、私は勉強が嫌いで、なぜ嫌いな勉強をするのか納得がいかなかったんです。普通はやりたいことが見つからないから、とりあえず大学へ行く、と考えるのかもしれません。でも、大学へ行く気がなかった私は、親に「1年間、時間がほしい」と頼み、いろいろなアルバイトをしました。京都外国語大学で書籍販売のアルバイトをしていた頃、私と同い年ぐらいの子たちが大学に通い、同じ大学に通う留学生と接触している姿を見て「もう一度、海外で勉強したい」と思うようになりました。
Q:大学での専攻は?
A:美容関係の仕事がしたいと思っていたこともあり、アメリカの短大で美容学を専攻しました。実技のコースが終了するのに5クォーターかかります。最初の1クォーターはマネキンを使って、先生から髪の切り方、はさみの持ち方などの指導を受けます。2クォーター目からは学校内のヘアーサロンで、一般の方の髪を切ります。日本の美容室で行われてることを、学校のサロンで実践していました。
Q:実習では具体的にどんなことをしましたか?
A:シャンプーの仕方、髪の毛を切ったり、染めたり、パーマをあてたり、編み込んだり、外国人の髪を触ることが多かったので、日本では学べないような経験をたくさんしました。マニキュアやペディキュア、フェイシャルマッサージ、脱毛などもあります。
Q:勉強で苦労した点は?
A:専門用語がたくさんあって苦労しました。最初の学期は本当に必死で、病気の名前をはじめ、いろいろな用語を覚えることに必死でした。「勉強しないと、卒業できない」といわれていた言葉が身にしみてわかった時でした。自分に厳しくしていないと、なかなか卒業できません。一生懸命にやって皆勤賞を4回もらいました。美容師免許を取得した時は本当にうれしかったです!
|
|