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先輩たちの留学体験「マンスリーインタビュー」 VOL.72

IBPプログラム バックナンバー



NBAチーム「Seattle Supersonics」でインターン!






留学期間:2006年4月〜2007年3月
参加コース:ワシントン大学コース(IBP34期生)
インターン先:シアトル・スーパーソニックス(バスケットボールNBAチーム)

1984年生まれ。慶應義塾大学総合政策学科4年生。大学3年修了時に1年間休学し、IBPのワシントン大学コースに参加。インターン先のNBAチーム、Seattle Supersonicsでは積極的に活動し、ウェブサイト制作を任された。彼のブログ「NBAインターン挑戦記」には、インターンの様子が詳しく書かれている。帰国後は大学に復帰し、就職活動1社目の大手商社から内定を獲得。


スポーツマネジメントの仕事がしたい

Q:IBP参加のきっかけを教えて下さい。
A:
小学生の時からバスケが好きで、いつかアメリカに行くぞと思っていました。最初は交換留学も考えていましたが、まわりから「学部の授業がわかるようになった頃に帰国」と聞いていたので、それならインターン体験ができるIBPの方がいいと思って、参加を決めました。

Q:ワシントン大学を選んだのは?
A:
UWはめちゃくちゃスポーツの強い大学なんです。しかもシアトルにはメジャースポーツが3つもあるので、自分にとっては最高の環境だと思いました。

Q:学部授業は何を選択しましたか?
A:
学部は何も取りませんでした。それよりは実践的な経験を積みたいと考えたので、ボランティアをよくしていました。教会などがホームレスの人に提供するための食べ物を集めるフードライフラインというNPOや、日本人コミュニティの祭りの手伝いもしました。

Q:語学力は実践で磨いていったのですね。
A:
そうですね。あとは友達づきあい。UWは日本語のクラスが人気なのですが、そのクラスの学生と友達になり、週末は友達の家に行って一緒に過ごしていました。

Q:NBAチームでのインターンというのは珍しいと思いますが、どうやって探したんですか?
A:
ウェブです。夏に見つけたのですが、IBPでインターンできるのは冬。それで「冬の募集はありませんか?」とメールしたところ、冬も募集があるとの返事だったので、そこを目指してました。面接はもちろん英語でしたが、当時は文法が苦手だったし緊張していたし、自分では「落ちた」と思いましたね。

Q:採用の決め手は何だったと思いますか?
A:
日本の大学でスポーツマネジメントを勉強する団体を立ち上げ、スポーツ交流会などの企画運営に携わり、その団体のサイト制作を担当したことを説明したのですが、それがよかったんだと思います。

Q:インターン期間中には具体的にどんな仕事を?
A:
一番はサイト制作。ワシントン州の女子高生のバスケのオールスターがあるのですが、その広報のためのサイトを作りました。だいたい平均して週4日くらい働きましたが、試合が立て込んでいる時は朝から夜遅くまで働くこともありました。試合のある日には、会場で「サイレント・オークション」のセッティングと運営をしました。サイレント・オークションというのは、選手のサイン入りグッズの販売ですが、この売り上げはすべて地域貢献のために使われるんです。

Q:帰国してから就職活動を始めたそうですね。
A:
3月初旬に帰国し、29日から就職活動を始めました。実は留学前にほぼ決まっていた就職先があったのですが、そこに落ちてしまい、かなり焦って就職活動をしたんです。ラッキーなことに1社目に面接を受けた第一志望の商社から内定をもらうことができました。

Q:面接では留学のことをアピールしましたか?
A:
大学でのスポーツ団体立ち上げから説明し、シアトルを留学先に選んだ理由やインターン体験のことなどを理論立てて説明し、アピールしまくりました。

Q:最後に今後の豊富を。
A:
まずはスポーツ業界からスパっと離れ、就職先で徹底的にビジネスを勉強したいですね。いろいろなビジネスモデル作りを経験した後、スポーツマネジメント関連で社内起業ができるといいな、と思っています。

ソニックスの選手の1人、ジョハン・ペトロと。彼はフランス代表でもある。この後、自分が着用していたユニフォームにサインをしてもらった

アメリカ人の友達の家でハロウィンパーティー。8人住まいの家に、のべ150人くらいの人があふれかえっていた

Food Life Lineでのボランティア。この時は、展示会の入り口で食料の寄付を募る仕事を行った

同期のインターンとの1枚。毎試合、会場設営を行い、前半は空いてる席で試合が見放題というおいしい特権も

お世話になったソニックスの社員の方たちと。手に持っているのは、選手全員のサインが入ったボール



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