Q:海外インターンシップ体験に参加したきっかけを教えて下さい。
A:就職活動が始まる前の夏休みに、なにか自分のためになる活動がしたいなぁと思っていたところにICCのチラシを見つけました。生の英語に触れてみたい、ホームステイを体験してみたい、一人旅がしてみたい、家族のあり方や介護の問題に興味がある、でも長期の留学をするほどの時間やお金がない(笑)という私の要望にぴったりのプログラムだと思ったのです。
Q:初めて一人で海外に行ったそうですが、シアトルの印象はどうでしたか?
A:滞在中は、ずっと晴れで過ごしやすく最高の季節でした。到着してすぐにICCのスタッフがバス停まで連れていってくれたりして、安心できました。ただ、英語があまりにも通じずに到着した翌日に、どしんと落ち込みました(笑)。聞けないし、答えられないし。習った英語と違う!と痛感しました。
Q:福祉施設でのインターンシップの仕事内容を教えて下さい。
A:大学で心理学を専攻しているので、福祉施設に興味を持ち、研修先に選びました。日系・アジア系住民のための老人福祉施設で4週間研修したのですが、毎日刺激的でした。月〜金と通って、秋祭りの時は、日曜日も手伝いました。月水金は、入居者以外のお年寄りがアクセスバスに通ってやってきます。ですから特に業務も忙しく、お昼ご飯のお世話をして一緒に食べたり、体操したり。他の曜日も午後は、アクティビティが豊富に入っていて、数字を使った頭の体操のゲームなどクラフトをやったり。準備を手伝ったり、一緒に楽しんだりしました。
Q:Q. 研修先で驚いたことは?
A:スタッフの数はほんの少しで、多くのボランティアで支えられているところがすごいと思いました。ボランティアといっても80代の方もいれば学生さんもいて様々。もう何十年もボランティアをやっているなど、長い人が多く、日本とのボランティアに対する考えの違いを実感しました。ボランティアしているというよりは自分が楽しみでやっています、という話を聞き、どっちも助け合っていていいなあと思いました。
Q:英語面での苦労はありましたか?
A:ほとんどのお年寄りは英語と日本語のバイリンガルで、英語のほうがラク、という日系人の方もいました。業務は日本語と英語の半々といった感じで私にはちょうどよかったです。アクティビティの案内などは、電話で英語で案内するので、それはとても緊張しましたね。「それでどんな映画をやるの?」などいろいろ質問されるととぎまぎしたり(笑)。
Q:ホームステイはどうでしたか?
A:60代の女性が一人暮らしの家庭でしたが、おばあちゃんとはとても呼べないくらい元気。近くに住む彼女のお母さんも健在で、帰りに空港まで送ってくれたくらい元気。子供たちや孫たちが遊びにきて、一緒に食事したり、祝日には近所の人とお庭で一緒に食事したり。また、ビデオを一緒にみたり、滝を見に連れて行ってくれたり、本当にすごくよくしてもらいました。
Q:休みの日はどのように過ごしましたか?
A:主に観光に出かけました。パイオニアスクエアを歩いたり、インターン先の仲間とマリナーズの試合を見に行ったり。球場がすごいキレイでした。スペースニードルからの景色もすごくきれい。美術館やウォーターフロントの水族館も行きました。クルーズにもインターン先との人といきましたよ。先住民のダンスをみたりサーモン食べたり。シアトルは、街が碁盤の目のようになっているので分かりやすく、一人でぶらぶらするにはものすごくいい街。一人で外国を旅してちょっと大人になった気分でした。
Q:海外インターンシップに参加してみて、何か発見ありましたか?
A:英語が上手でなくても、コミュニケーションをとろうとすることが重要だと思いました。伝えようとすればなんとかなる、と。また、海外に出るといろんな人がいるなと思いました。何歳でも勉強できるんだなと思ったし、いろんな働き方があることを知りました。毎日すごく刺激的で、自分の考えが広がった気がします。短い期間でしたが、自分のやりたいことが満載だったので、帰ってきたときは満足感、充実感でいっぱいでした。
Q:今後の進路はどのように考えていますか?
A:まだ方向性はきまっていないのですが、大学に戻って就職活動です。一般企業を考えていますが、英語は好きなので、今回は生の英語を勉強できて本当によかったです。また、家族心理学を勉強しているので家族のサポートのあり方など、海外で違うのかなとか、そういった分野にも興味を持っています。
■「海外インターンシップ体験」の情報を見る
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美しいシアトルの街 |
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マリナーズの試合観戦 |
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シアトル名物のサーモン |
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ホストと見に行った滝 |
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お世話になったホスト |
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