Q:オーストラリアに大学留学しようと思ったのは?
A:中学から柔道をやっているのですが、柔道でオーストラリアに行くことがあったり、高校の修学旅行でもオーストラリアのシドニーとケアンズに行ったこともあり、とても馴染みがありました。最初は、日本の大学に進学するものだと思っていたのですが、大学留学した人の体験談を見て、とても楽しそうだなと思ったんです。「日本の大学に行ったら遊んでしまいそう」というイメージがあったので、留学もありかなと思いました。親に話したら「いいんじゃない?」とすんなり受け入れてもらえたので、決心しました。
Q:留学前に準備したことは?
A:高校は特別進学クラスだったので、高校3年生の時はとにかく「受験一色!」でした。センター試験も受けて、ぎりぎりまで友達には言いませんでした。高校を卒業するときはTOEFLが32点くらい。特に留学に向けて準備をしたということはありません。ただ、英語は好きでしたね。中学の時は、基礎英語を毎朝勉強していました。親にすすめられてやっていたのですが、それが身に付いていたのかもしれません。
Q:留学先の街や学校の印象はどうでしたか?
A:キャンベラは「何にもないなぁ〜」という印象でした。最初は英語学校に通うことになっていたのですが、初日から友達もできて、スムーズに馴染むことができました。韓国や中国、タイ、ベトナムからの留学生もいますし、ヨーロッパやたまにモンゴルからの留学生もいました。英語学校に通っている留学生は、ファンデーションに入る人、大学の直接入学を狙う人、1年間英語を勉強して母国の大学に戻る予定の人など、いろいろでした。
Q:語学学校で英語力はどれくらいアップしましたか?
A:2007年8月に受けたIELTSで、ファンデーションに入るために必要な点数をクリアできました。その前の月に受験したときは5.0しかとれず、「このままではいけない!」と思って、それまで以上に積極的に英語を使うように心がけました。学校での勉強、ホストとの会話以外に、IELTSの過去の問題を解いたりしました。歩いている時も頭の中で英語で考え、独り言を英語で言ったり。ホストシスターが英語で日記を書くと練習になると言っていたので、日記も英語で毎日書くようにしました。5行くらいの短いものですが、毎日欠かさないようにしました。
Q:今は、ファンデーションで勉強中なんですね。
A:10月15日からファンデーションが始まりました。大学では生物学を専攻したいので、ファンデーションでは理系の勉強をします。化学、数学、アカデミックイングリッシュ、コンピューター、それにエッセイを書くための勉強のコースを取る必要があります。2008年7月には大学の授業が始められるように、ファンデーションコースでも頑張ります!
Q:柔道は留学先でもやっていますか?
A:キャンベラでも柔道を続けています。大会ではアデレード、シドニー、メルボルンに遠征しました。キャンベラに着いてから柔道を再開したのですが、1件目のホストが引っ越ししてしまうのと同時に、柔道クラスのコーチが自分の家にステイして良いと言ってくれました。息子さんと娘さんがそれぞれオリンピックに出たことがあるほどの腕前で、北京オリンピックも狙っているほど。柔道のおかげで交友関係が広がり、とても楽しく過ごせています。
Q:ホームステイの住み心地は?
A:ホストは60代のご夫婦だけですが、近所に住むお子さんやお孫さんたちが、週に1度は集まるので、とてもにぎやかです。特にお孫さんは小さくてかわいいです。子供相手だと、あまり文法の細かなことを気にしなくて良いし、難しい単語も使わないので、気軽に話せて良い会話練習の相手になっています(笑)。
Q:大学留学を目指している人にメッセージを
A:留学すると、日本の歴史や政治のことなどいろいろと聞かれるので、そういったことを知っておいた方が恥ずかしくないと思います。英語の勉強はスポーツと同じで、積み重ねが大切。一夜漬けでは対応できないと思うので、コツコツ勉強することが必要です。受験に向けて覚えていた文法や単語は今、とても役に立っているので、日本で学んだ基礎をしっかりと覚えておくことも大切ですね。
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