インターンで得たネットワークやスキルは一生の財産。
その財産は、日本のホテルサービスに必ず活かせると信じています
参加コース:アメリカ高級ホテル上級トレーニングコース
インターン期間:2007年11月〜2008年10月
インターン先:Westin Pasadena Hotel
1979年生まれ、福岡県出身。福岡大学卒業後、カナダに留学し、ホテルの専門学校でディプロマを取得。カナダと日本のホテルで経験を積んだのち、インターンプログラムに参加。
アメリカ流のホテルサービスを学ぶために、インターンに参加
Q:カナダ留学では、何の勉強をされたのでしょうか。
A:バンクーバーで英語を9ヵ月間、ホテルマネジメントを16ヵ月間勉強し、ホテルマネジメントのDiplomaを取得しました。
Q:カナダと日本でホテル勤務の経験があるそうですが、仕事をやめてインターンプログラムに参加されたのはなぜですか?
A:カナダでは授業の一環として行われた200時間のPracticumで、空港近くのQuality Hotel Airport Southのフロントで働きました。帰国してからは、マンダリンオリエンタル東京でハウスキーピングとして2年弱勤務しました。マンダリンで働いていた時に外国のお客様と毎日電話で話す機会があったのですが、自分の英語力の未熟さを感じていました。またビジネスで来日するお客様は日本の高級ホテルでの丁寧なサービスを、フレンドリーではないように感じているのではないかと疑問を持ったのです。それで、英語のbrush upとフレンドリーなサービスを学ぶ為に、アメリカで1年間インターンをすることを決めました。
Q:アスパイアを選んだ理由は?
A:インターン先のホテルがビギナーレベルからハイレベルまで選択肢が幅広かったことと、参加費用がリーズナブルだったからです。アスパイアの提供しているプログラムの中で、アメリカでのインターンはハイレベルだったことと、アメリカのフレンドリーなサービスを学びたいという気持ちが強く、アメリカのインターンを選びました。
Q:インターン先での具体的な仕事内容を教えてください。
A:初めはホテルのオペレーターの仕事からスタートしました。自分の英語が未熟であるにも関わらず、ホテルにかかってくる全ての電話の対応をしなければいけなかったので、その期間は本当に辛かったです。その後、約10ヵ月間はフロントを担当しました。チェックイン・チェックアウト、予約電話の対応、クレジットカードの処理などがメインの仕事でした。ベル・コンシエルジュが忙しい時は、代わりにタクシーの手配やお客様に道案内をすることもありました。最後の1ヵ月はハウスキーピング・スーパーバイザーとして、部屋の清掃をしているアテンダントの管理や清掃後の部屋のチェック、ルームステータスの確認のほか、ハウスキーピングにかかってくる電話の対応、ハウスマンにお客様へのデリバリーなどの指示をしていました。その合間に、ランドリーの仕事も経験させてもらいました。
Q: インターン中、苦労したのはどんなことですか?
A:やはりお客様や同僚との英語でのコミュニケーションです。初めは自分の言いたいことが相手に伝わらず、相手の言っていることも全く理解できずに、お客様に怒鳴られることも多々ありました。同僚とのミス・コミュニケーションの為に仕事がスムーズにいかないことも何度もありました。語学力アップの為に、毎日ニュースやテレビドラマを見てリスニング力を鍛え、スピーキングに関しては、同僚が話す英語表現を書き留めて、すぐに仕事で使うように心がけていました。お客様に通じなかった英単語の発音は、仕事の後で必ず辞書で調べ、正しい発音を身につけました。
A:英語の上達は言うまでもなく、異文化への理解、クレームの処理の仕方やコミュニケーションの取り方、それから自分自身がまず楽しんで働くということです。
Q:インターンでの失敗談や印象的だったエピソードを教えてください。
A:フロントで働いていた時、英語にずっとコンプレックスを抱いていた私は、同僚やマネージャーのように、世間話などでお客様とコミュニケーションを取ることができなかったので、笑顔や仕草を交えてお客様をお迎えしていました。1人でフロントに立つことが多くなった頃、私の働く姿勢が認められて「Employee of Month」に選ばれました。
まさか私が選ばれるなんて思ってもいなかったので、嬉しいというよりも、初めは信じられない気持ちでいっぱいでした。同時期にフロントで行われていたプロジェクト(お客様から名指しでいいコメントをもらう度にポイントが加算される)で、2ヵ月連続で1位を獲得でき、US$250分のクーポンを頂きました。
このことを通して、英語をパーフェクトに話せなくても、お客様に「私のサービス」が伝わるんだと実感できました。もちろん英語の勉強に手を抜いたことはありませんが、辛いことが多かった時期にこのような素晴らしい賞を頂けたのは本当に救いでしたし、励みになりました。
Q:現在、就職活動中とのことですが、具体的にどのように活動していらっしゃいますか?
A:インターン先のWestin Hotelのサービスに興味を持ち、日本に戻ってからも同じWestin系列のホテルで働きたいという気持ちが強く、今のところはWestinに絞って就職活動を行っている最中です。帰国前にアメリカからカバーレターとレジュメを送り、インターン先のGMやHRのマネージャーが推薦メールを直接送ってくれて、帰国後に面接をすることになりました。
やはりインターン体験があると、就活の際に有利になると思います。異文化の中で仕事を体験するので語学力と国際感覚が身に付くし、どんな辛い状況に陥っても自分の力で克服できる強い精神力が培われます。企業側もこういった貴重な経験をした人材に興味を持ってくれると思います。
Q: インターン体験は、今後のキャリアにどのように影響するとお考えですか?
A:今回のインターンで得た素晴らしい上司や同僚たちとのネットワークはもちろん、電話の対応やクレームの処理方法、お客様とのコミュニケーションの取り方などは、私の一生の財産になると思います。これらの財産は、これからの日本のホテルサービスに必ず活かせると信じています。
A:これからもずっとホテル業界に身を置いて、自分自身も楽しく働きながら、お客様に自分のサービスができたらと思っています。
Q:ホテルインターン参加希望者に向けて、アドバイスをお願いします。
A:インターンに少しでも興味のある方、興味はあるけどどうしようか迷っている方、ぜひインターンに参加して下さい! 初めは誰でも不安なんです。海外で1人で働き、生活をするんですから当たり前です。でも、それを成し遂げた後には、必ず成長した自分に出会えます。1人でも多くの人に、この素晴らしい体験をしてもらいたいと思います。
Q:最後に、アスパイアのサポートについて感想をお聞かせください。
A:アスパイアのマシューには、言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。渡米前、不安で押しつぶされそうになっていた時、インターンが始まったばかりの頃に英語が上手く通じず、日本語が全く話せない環境でストレスが溜まってどうしようもなかった時、いつもマシューがアドバイスをくれ、励ましてくれました。マシューの励ましの言葉がなかったら、この1年間のインターンをやり遂げられたかどうかわかりません。就職活動の際も、マシューが私のレジュメやカバーレターの添削をしてくれました。本当に心から感謝しています。
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