IBPを経て、MBAに進学。
物の見方とロジカルシンキングが身に付きました
参加コース:IBPプログラム・ワシントン大学コース
留学期間:2005年3月〜2006年3月(IBP・UW32期)
インターン先:ワシントン州政府通商経済開発局(CTED)
1978年生まれ、滋賀県出身。立命館大学経営学部卒業後、住宅・不動産業界での社会人経験を経て、IBPワシントン大学コースに参加。プログラム修了後、セントルイスのWashington UniversityのMBAコースに進学し、2008年に卒業。帰国後、大手金融機関に就職。
IBPで学んだ経験がなければ、MBA進学は難しかったかもしれません
マーケティングの授業での最終プレゼンの模様です
インターン先のCTEDのオフィスのインターン生の部屋。アメリカ人、中国人、香港人、ドイツ人、韓国人、日本人など、多様な人が働いていました
ホストマザーとのツーショット。
ホストファミリー宅でのThanksgiving Dinner。アメリカらしい体験でした
フィレンツェを訪れた時にBUSIP時代の友人と再会。世界に散らばっているクラスメートと今も連絡を取り合っています
ビジネススクール入学後のオリエンテーションの様子。IBEPの宿題やプレゼンで忙しい中でのMBA出願作業は非常に大変でしたが、その分、入学の喜びは大きいものでした
Q:IBP参加の理由を教えてください。
A:いろいろなエージェントで情報収集をした中で、IBPが一番バランスがとれているプログラムだと思いました。1年間でビジネスコミュニケーションスキルとアカデミックな内容が学べて、さらにインターンで経験が積めるというのがすごく魅力的でした。
Q:ご夫婦で渡米されましたが、留学することについて話し合われましたか?
A:結婚前から彼女に留学することは伝えていました。IBPに申し込む前に結婚したのですが、「どこでも付いて行く」と言ってくれて彼女も一緒に行くことになり、それなら安全なところにしようと考えて、日本人も多くて日本食のスーパーもあるシアトルを選びました。現地に行ってからは、彼女もワシントン大学の英語コースを取って一生懸命勉強していました。
Q:社会人から学生に戻られて、生活のリズムは変わりましたか?
A:働いていた時は朝から晩まで仕事に追われていたので、将来のことや自分のキャリアについてゆっくり考える時間もありませんでした。留学して、そういうことを考えられる時間が取れたのは自分にとってすごく大きかったですね。世界各国の留学生とも知り合えて、彼らと時間を共有できたことも財産になりました。
Q:インターンはどちらで?
A:ワシントン州政府通商経済開発局(CTED)の住宅や木材関連の部署で働きました。具体的な仕事内容は、マーケットリサーチとニュースレターのテンプレート作成とボードミーティング用の資料作りなどです。日本から来られる企業の方や市役所の方の通訳もしたのですが、インターン期間中にいろんな人に会う機会があり、いい経験ができました。
Q: 武部さんはIBP修了後にMBAに進まれましたが、いつ頃から考えていたんですか?
A:IBPに参加する前からです。その時点では出願が間に合わなかったので、渡米してIBPで学びながら出願しようと考えました。それで、IBP参加前に日本でビジネススクールの出願の予備校に行って、準備しました。
Q:MBAに進むうえで、IBPで学んだことは役立ちましたか?
A:小さい時にアメリカに2年程住んでいたので、自分としては英語はできる方だと思っていたのですが、ビジネス英語に関しては馴染みが無かったので、IBPで学んだビジネス英語やインターンで実践したことがとても役に立ちました。その経験がなかったら、MBAに出願するのは厳しかったかもしれません。特に2学期に学んだビジネスライティングやコミュニケーションが非常に役立ちました。また、プレゼンを課す授業もあって、人前で話すことに慣れたのもよかったですね。独学ではそういったことは、なかなか身に付かなかったと思います。
A:IBPプログラムの3学期中に出願し、3学期が終わった休みにいろんな学校を訪問したんですが、この学校は自分の進みたい分野に強みがあったし、1学年140名余りの小さなコミュニティで、生徒間や教授・スタッフとの関係がとても良さそうだったのがいいと思い、決めました。
Q:IBPの3学期は勉強が忙しくて、出願作業は大変だったのでは?
A:すごく大変でした。ただでさえ3学期は課題も多く、プレゼンがあったりインターンの準備もしたりと忙しい時期。そのうえGMATの勉強をしたり、出願エッセイを書いたりでいっぱいいっぱいでした。もうニ度と嫌ですね(笑)。でも大変だった分、すごくやりがいがありましたし、支えてくれる人がいたのも幸せでしたね。
Q:進学したMBAコースでは、日本人はどれくらいいたんですか?
A:僕が行った学校は1学年140名くらいの内、約4割弱がインターナショナルの生徒で、その内日本人は9名いました。
A:リーディング・課題・宿題の量が半端ではなく、初めて学ぶ高度な内容を全て英語でやるので、授業に付いていくためにかなり勉強しました。数字や統計を使って経営を分析するという内容がMBAらしくて興味深かかったですね。授業形態はレクチャーが6割、ケーススタディ(ディスカッション)3割、その他1割くらいです。授業外でのチームミーティングも多かったです。特に1年目は忙しいので、夜中や土日までチームで集まったりしていました。
Q:ネイティブの学生と一緒に学んでいて、言葉の壁は感じましたか?
A:やはり言いたいことが伝えきれないもどかしさはありました。テーマが高度になってくると、ネイティブと渡り合うのもしんどいんです。でもそこは日本人のロジックで、要点を絞って話すように心がけていました。こうやったら大事なところは伝えられるという論点の組み立て方には慣れましたね。
Q:MBAで学んで一番身に付いたことは何ですか?
A:物の見方とロジカルシンキングです。MBAでは、ある論点に対してどんな仮説が考えられるかを常に考えて分析して結論を導き、それをいかにロジカルに相手に伝えられるか、というプロセスを繰り返します。そうすることによって、物事の取り組み方や物の見方、相手への伝え方を鍛えられました。留学前に日本で働いていた頃は、こうした考え方やアプローチを知らなかったので、自分にとっては非常に新しかったです。
Q:就職活動ではどういった分野を狙っていたんですか?
A:自分の前職である不動産業界の知識と、語学力やMBAで学んだ金融の知識を活かせる仕事ということを軸にして就職活動をしました。就職先の金融機関では、国際投資部という部署で海外の不動産などへの投融資業務に携わっており、部署のスタッフもほとんどが外国人です。
Q:IBP参加やMBA進学を考えている人にアドバイスをお願いします。
A:プログラムを選ぶ時に、自分の前職と留学して得られること、留学後に築きたいキャリアをどうつなげられるか、を考えることが大切だと思います。これは就職活動の際にも聞かれることです。留学によって会得したいことを明確にして行くのと漠然としたままにして行くのとでは、結果が全然違ってきます。留学後に自分がどうありたいかをイメージしておくと、結果が得やすいと思います。あとは勉強だけじゃなくて、忙しい中でもぜひ遊んでほしいですね。留学中に知り合う世界各国の友人との交友関係は、長い人生において貴重な財産になります。シアトルは住みやすくてとても気に入っているので、「ゆくゆくはシアトルに住みたいね」と妻と話しています。
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米英の名門大学で学び、働く1年間。
大学での英語研修やビジネストレーニング、学部授業受講によって9ヶ月間、基礎力を身につけた上で、約3ヵ月欧米企業でのインターンシップに臨みます。「学ぶこと」と「働くこと」の最適なバランスを追求し、これまでに累計2700名を輩出したビジネス留学。「大学+インターン」留学でなりたい自分がみつかります。
● 対 象:社会人・大学生
● 渡航国:アメリカ(シアトル)、イギリス(ロンドン)
● 期 間:1年間