「微笑みの国」と称される国がどんなサービスをしているのだろうと
興味がありました。
インターン期間:2009年9月〜2010年3月
参加コース:アジア高級ホテル中級トレーニングコース
インターン先:Evason Puket & Six Senses Spa
航空会社キャビンアテンダントを経て、語学とホスピタリティを学ぶため、インターンシッププログラムへ参加。タイのプーケットにあるEvason Phuket & Six Senses Spaにて6ヶ月間インターンを体験。プログラム終了後、今度はイギリス小中規模中級トレーニングコースに参加され、現在はロンドンのホテルにて奮闘中。
チームワークの大切さを学びました。
これはタイ版灯篭流し「ロイ クラトーン」祭りにて。水の聖霊に感謝の祈りをこめて灯篭を流し、邪気を払います。お祭りのクライマックスに紙でできた気球を全員が空に送る光景はとても幻想的でした。
国王陛下の誕生日はタイ中でお祭りさわぎ!ホテルでもろうそくに火を灯してゲストと一緒にみんなでお祝いしました。
クリスマスのホストパーティにて。今年のテーマは「SLOW LIFE」!浴衣の着付けは私がやりました!
ホテルのレセプションにて、スタッフたちと一緒に。
仲良し3人組です。
エコフレンドリーなホテルなので、定期的にホテルの近くのビーチを清掃します。
Q:ホテルインターンプログラム参加の動機は?
A:将来のキャリアアップを視野に入れ外資系企業への転職を考えた時、その為には自分の英語力をビジネスで使えるレベルまでブラッシュアップする必要があると感じました。その点ホテルインターンシップなら通常の語学留学とは違い、語学とホスピタリティも学べてしかもサービス経験も積めるのでまさに理想のプログラムだと思いました。アスパイアプログラムは研修先や内容も充実していて、料金も語学留学と比べて安価なのでまさにぴったりのプログラムだと思い参加を決めました。
Q:研修先にタイを選んだのは?
A:最初はヨーロッパを希望していたのですが時期的な問題もあり研修先がなかなか決まらず、それならばウオーミングアップにまずアジアで英語を話す抵抗感をなくそうと思いました。せわしない日本の社会で働く事に疑問を感じていたので、南国ののんびりとした時間のなかで働きたいとずっと憧れていました。もともとタイ料理やタイの文化が好きだったこともあり、"微笑みの国"と称される国がどんなサービスをしているのだろうと興味がありました。また、欧州のホテルよりもアジアの5つ星ホテルのほうがより上質のサービスとホスピタリティを身近に感じる事ができると考えたのでタイを選びました。
Q:ホテルでの仕事内容は?
A:日本人ゲストリレーションとして働きました。日本人のお客様の快適な滞在のためのお手伝いをします。主にチェックイン業務やスパやレストラン、オプショナルツアーの予約、タクシーの手配やクレームの対応などコンシェルジュとレセプションを融合させたような仕事です。そのほかにはレストランメニューを日本語に翻訳したり、ホテルの中を案内したりするインスペクション、GMやマネージャーと直接話がしたいお客様がいらっしゃれば通訳をしたりすることもあります。
Q:仕事をしていて壁にあたったことはありましたか?
A:私が仕事を始めたのはちょうど日本の連休と重なり日本人のお客様がとても多い時期でした。何もかもが初めての経験でわからないことだらけでした。電話で「もっとまともな英語を話せるスタッフはいないのか。」と言われた時や、同期の英語での仕事の指示が理解できず、自分が悔しくて情けなくてよくトイレで泣いていました。しかもスタッフが私の事を気遣ってくれているのにその気持ちをうまく表現できず、歯がゆさでさらに涙が出てきました。しかし「お客様だって全員がネイティブじゃない、私は日本人として誇りを持って英語を話せばいいんだ」と開き直ったのがよかったのかもしれません。毎日少しずつでもディクテーションを中心に勉強をしたこと、レストランの仕事を手伝ったりし積極的に話すようにしていると徐々に英語が聞き取れるようになり、自然に英語を話すようになっていました。仕事は毎日遅くまで残ってとにかくタイ人スタッフの仕事を見て覚えました。10時くらいまで残って仕事をしていた事もありましたね。もちろんサービス残業です。分からないことは質問をする、電話対応はセリフの言い回しを隣で聞いて覚え、真似しているうちに口からスムーズにセリフがでてくるようになりました。
一度、ミスコミュニケーションから壁にぶつかったことがありました。普段は楽天的で温和なタイ人ですが、年末年始の特に繁忙期にはさすがに笑顔もなくなり無口になることもあります。私も忙しくて気持ちに余裕がなくてイライラしており、他のスタッフと業務上のミスコミュニケーションから口論になった事があり、しばらく関係がうまくいかなくなったことがありました。しかし、やはりそれではいけないと素直に謝ったところ、タイ人スタッフも「もう終わった事だからいいの。私も忙しくてフォローしてあげられなくてごめんね。」と素直に謝ってくれました。(過去を引きずらず、気持ちの切り替えが早いのは見習いたい点です。)それからは「大丈夫?ちゃんとできてる?」と気遣ってくれ、わだかまりがとけて以前より楽しく仕事ができるようになり、より一層チームワークの絆が深まったように感じました。まさに"雨降って地固まる"ですね。
「どうしてそれができないの?!」と、日本では当たり前の事が通用しません。しかし自我を通すのではなくお互いを尊重し合い、すべてを受け入れる広い心を持つことの大切さを学びました。
Q:オフの日はどのように過ごされましたか?
A:きっぱり公私を分ける事がストレスをためないコツです。お休みの日はプールで泳いだりビーチでのんびり過ごします。自然の中で受けるスパやヨガはリフレッシュに最適です。たまには遠くまで足をのばして、プーケット島の近くのピピ島やコーラル島でシュノーケリングもしました。特にホテルのスパは最高でした!
Q:これから参加する人へのメッセージをお願いします。
A:毎日何かが起こりとても刺激的な日々でした。日本では経験できない充実した時間が過ごせました。国際感覚を身につけるには一度日本を出て客観的に見る必要があると思います。悔しさ、歯がゆさ、悲しさ、嬉しさ、楽しさ、本当にいろいろな感情を経験しました。こうしたアスパイアを通じた経験は人間性を成長させ、感受性が豊かになり、自分の自信につながると思います。人生に無駄な道や遅すぎる事はありません。スタッフの方も懇切丁寧にサポートをしてくださいますし思い切って一歩を踏み出してください。
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