帰国後、IBPのOB・OGの方々の話を聞き、
充実した就職活動をすることができました。
留学期間:2007年9月〜2008年8月(BC37期)
留学先:IBPプログラム・ベルビューカレッジコース
インターン先:Bellevue Chanber of Commerce
1986年生まれ、茨城県出身。横浜国立大学卒業。大学在学中に、テンプグループ・ユース・インターナショナル・スカラシップでベルビューカレッジへ留学。帰国後復学し、2010年4月より(株)ボーダレス・ジャパンに勤務。
イベント企画のインターンを体験。マルチタスク能力が磨かれた
大学の友達とカフェでお茶。左から、Ryan、Renate、自分、Jhon
IBPの友達とマウントレニアにて。左からSさん、自分、Hさん
インターン先のイベント(6thStreet Fair)にて。ミュージシャンたちと
ホストファミリー。左からDan,Stephany、Magan、Micheal and Riley
IBP卒業式に先生たちと
ホストの孫たちと海岸にて。左からOlivia、Avery and Riley
インターン先の仲間たちとピクニック
インターン先のイベント(6thStreet Fair)にて。ボランティアのボーイスカウトたちと
カリフォルニアの友達宅にて
Q:IBP参加の動機を教えて下さい。
A:視野を広げながら、将来についてもう少しじっくり考える時間がほしかったからです。大学3年の春、就職活動を前にして、自分のやりたいことがはっきりしていないことを自覚し、そのまま就職活動を行うことに危機感を感じました。そこで1年間休学をして、海外で大学に通えてインターンシップも経験できるIBPプログラムに参加することにしました。母親の影響で、小さい頃からアメリカンコメディー映画を見ていて、昔からアメリカのユーモアのセンスや価値観、ライフスタイルに興味があったのも、ひとつの理由です。
Q:ベルビューカレッジを選んだ理由は?
A:専門科目だけでなく、好きな科目を自由に履修できるところが魅力でした。コミュニティカレッジなので、同年代の学生だけではなく、さまざまな人に出会えるところにもひかれました。
Q:留学して感じた、日本の大学との違いは?
A:さまざまなバックグラウンドを持つ学生がいることです。すでに会社を経営している人やマイクロソフトの社員など、社会人も多い。彼らは仕事で必要だと感じた能力や知識を身につけるために大学に来ていました。
また多くの学生が、バイトをしながら自分で学費を払っていたので、皆、モチベーションはかなり高かったです。授業では、意見を発表しない生徒の方が少ないくらいでした。このような意識の高い学生たちと共に切磋琢磨しながら勉強できたのは、かなり恵まれた環境だったと思います。教師陣も、社会経験のある、または現在も専門分野で活躍している方たちばかりだったので、どの講義もとても具体的で面白かったです。
Q:特に印象に残っている授業はありましたか?
A:どれも素晴らしかったですが、強いて一つあげるなら「広告」のクラスです。クラスでは各グループが広告代理店となり、自分たちで選んだ商品の宣伝を行いました。休み時間や休日にメンバーが集まってプロモーションビデオを作ったり、広告をデザインしたりと、かなり本格的に取り組みました。同じグループでがんばった仲間たちとは、今でも連絡を取り合うほど仲良くなれました。
Q:勉強以外に熱中していたことは?
A:国立公園巡りです。アメリカの大自然にとにかく圧倒させられました。近くのMt.Rainierはもちろん、カリフォルニアのヨセミテ公園など、多くの国立公園を訪れました。
Q:インターン体験について教えて下さい。
A:インターン先はBellevue Downtown Associationといって、都市開発を行うNPO団体です。自分が関わったのは、夏に行われるイベントの企画・準備。イベントに参加するミュージシャンと連絡を取り合ったり、イベント当日はボランティアリーダーとして、ステージの運営などを担当しました。
Q:インターンを通して得たものは?
A:上司のマイクからはリーダーシップを学びました。彼は人の長所を引き出す天才で、持ち前のユーモアで誰とでもすぐに打ち解け、皆を巻き込んでグループのモチベーションを高めます。そして、決して労いの言葉を忘れませんでした。そんな彼のもとでは、皆が安心して自由に働き、自分の長所を最大限に発揮することができました。彼の仕事スタイルは、大変勉強になりました。また、スタッフはみんな底抜けに明るく、仕事を趣味のように全力で楽しんでいました。そんな彼らの姿をみて、私も彼らのように仕事に取り組みたいと思いました。
スキルの面で言えば、マルチタスク能力が磨かれたと思います。夏はイベントが多く、上司と私の2人で、月に2、3個のイベントを計画・実行しなければならなかったので、仕事の手際は良くなったと思います。また、イベント当日には予想外の事が起こるので、そこでも、同時にいくつもの事に対応しなければなりませんでした。
Q:インターン以外に、何かボランティア体験をしましたか?
A:シアトル国際映画祭やSea Fair、シアトル・アート・ミュージアムのジャパンナイトなど、積極的にイベントアシスタントのボランティアをしました。そこで出会うボランティアの方たちは大変ユニークな方が多く、楽しく仕事ができました。また、現地の日本人留学生向けの就活フェアのお手伝いもしました。普段は会えないような企業の方と話ができ、大変貴重な体験をしました。
Q:ホームステイはいかがでしたか?
A:素晴らしいホストファミリーに巡り合い、完全に家族の一員として迎えていただけました。一緒にアメリカンアイドルを見たり、サンクスギビングの準備をしたり、ピクニックに行ったりと、アメリカンカルチャーとライフスタイルにどっぷりと浸かり、とても充実した生活が送れました。週に3、4回、ホストママの孫の3歳の女の子と、Kidチャンネルを見ながら一緒に英語を勉強したのは、とても楽しかったです。
Q:実際に暮らしてみて、アメリカに対する印象は変わりましたか?
A:アメリカは危険で「犯罪の国」と言われますが、私は「微笑みの国、アメリカ」でもあると感じました。カフェでも道でもスーパーでも、どこでも誰でも目が合えば、ニコッと微笑みかけてくれます。皆とてもフレンドリーで、気軽に声をかけてくれ、すぐに打ち解けることができました。振り返れば、常に誰かとジョークを言いながら笑っていたように思います。同じ時間をこんなにも幸せに過ごしてしまうアメリカ人には、大変感心しました。
Q:今年の4月から社会人生活がスタートしたそうですが、どんな仕事ですか?
A:就職先はボーダレス・ジャパンという会社で、「外国人と日本人が一緒に暮らすシェアハウス」をコンセプトに、1人暮らしでは得られない人との出会いや、異文化の交流など、共同生活を通して貴重な体験ができる場を提供しています。私がアメリカで体験したことを、日本でも体験できる場を作って行くことが、現在の私の目標です。
Q:ICCのサポートについて感想を聞かせて下さい。
A:現地のスタッフの方には、ボランティアや中古車などの有益な情報を、随時メールなどで紹介していただきました。実際、私はICCスタッフの方が紹介してくれた人から、車を購入しました。東京オフィスの今井さんには、就職活動の際に、IBPのOB・OGの方々を紹介していただき、大学の同じ分野の先輩に限らず、さまざまな分野の方とお話しすることができました。今井さんのおかげで本当に素晴らしい出会いに恵まれ、充実した就職活動をすることができました。
Q:IBP参加希望者へ向けて、アドバイスをお願いします。
A:IBPの留学では、日本にいたら絶対にないような出会い、学び、そして気づきがありました。皆さんも積極的にいろいろなことに挑戦してください。Your future is now!!!
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