アスパイアプログラム・イギリス小中規模ホテル中級トレーニングコース
帰国前日、一緒に働いていた同僚たちがみんな大泣きしてくれました
インターン期間:2007年11月〜2009年4月
参加コース:イギリス小中規模ホテル中級トレーニングコース
インターン先:イギリスのホテル
1980年生まれ、青森県出身。大学卒業後、軽井沢にある会員制リゾートホテルで4年半勤務(料飲3年半、フロント1年)。イギリスで1年間インターン体験したのち、契約を半年間延長して働いた。
オーナーに直談判して、契約を半年間延長
バーで提供する料理です
バーカウンターにて。この後、バーは壊され、新しく素敵なバーがオープンしました
裏庭側から見たホテル。庭には噴水、広い芝生、ローズガーデンがあり、ウェディングパーティではここで写真を撮ったり、ウェルカムドリンクやカナッペを出したりと、大忙しの庭です
オープンしたての新しいブラスリー。テーブルは中に26席、暖かくなるとテラス席も使うのでさらに20席ほど増えます。スタッフはバーとフロア合わせて3人。忙しい時は大変です
私の誕生日の時の写真です。ケーキとプレゼントを持って、私の部屋までサプライズに来てくれました。とっても感激しました
仲のいい女の子たち。スタッフハウスは女の子の割合が少ないので、みんなとても仲良しです
Q:インターンをしようと思ったきっかけは?
A:「海外に行きたい」と思い始めたのは大学生の時です。でも、卒業間近だったこともあって、その時は決めきれないまま、内定をいただいていたホテルに就職しました。しかし、海外に行きたいという思いは強くなるばかり。アスパイアのインターンシップは「海外で働く」という雑誌で知りました。海外で働けて、しかもお給料までもらえる。しかも、ワーキングホリデーとは違い、履歴書に職歴として書ける。このプログラムに絶対に参加したいと思いました。
Q:インターン前、英語力に自信はありましたか?
A:英語は大学で勉強していたこともあり、会話に関しては日常会話はある程度できるという感じでした。ただ、就職した軽井沢のリゾート地には外国人客がほとんどおらず、英語を使うこともほとんどありませんでした。なので、英語をかなり忘れていたと思います。インターン参加前は、ラジオを録音して聴いたり、テレビの英会話を録画したり、CDを聞くなどして、なるべく耳を慣らすようにしました。
Q:インターン先での仕事内容を教えてください。
A:はじめの約2ヶ月間はレストランでの朝食と夕食のシフトで働きました。夕食のシフトでは、料理もワインもゆっくりと完璧なサービスを心がけていましたが、常にマネージャーが付いていたので、困ったことがあればすぐに助けてくれました。その後はバーに配属になりました。バーはランチ、ディナーともに忙しく、レストランに比べてスピードと英語力が要求されました。バーでのサービスのほか、ルームサービスにも対応したり、皿洗いやドリンクの補充、掃除など、何でも自分たちでやらなければいけないところでした。夜11時にバーを閉めた後に、宴会場に手伝いに行くのも当たり前のようにありました。
配属はあってないようなもので、バーや宴会のほか、朝食をやることもあったし、時にはハウスキーピングをしたことも何度かあります。忙しいところにはスタッフ全員が助けに行く。そんなに大きなホテルではないので、何でもやりました。
Q:インターン中に苦労したことは?
A:最初の頃は、聞き取り間違いで失敗してしまうことが多くありました。ルームサービスの電話で何度も聞き返したり、言っていることが全くわからないこともありました。しかし、どんなときも周りの同僚やマネージャーが必ず助けてくれたし、英語がわからずに失敗してしまうことを決して責められることはありませんでした。本当に周りのスタッフに恵まれ、たくさん助けていただきました。私が失敗をして落ち込んでいた時に、同僚の一人に言われた「誰でも失敗はするから気にしないで。笑って、笑って」という言葉は、これからもずっと忘れないと思います。
Q:インターン体験をしたことで、何を得ましたか?
A:「強い心を持って決心したことは、絶対に実現する」という自信と、何よりも、かけがえのないたくさんの友達が世界中にできました。同じ屋根の下で暮らした仲間たちを、これからもずっと大切にしていきたいと思います。
Q:インターン中の印象的な思い出は?
A:帰国前日、まださよならを言っていない同僚に挨拶をしに行ったところ、ずっと一緒に働いていた70歳のおばあちゃんが泣いていて、それにつられてバーにいた他の同僚もサービスができないくらい大泣き。私もつられて大泣きしてしまいました。結構忙しかったのにスタッフがみんな泣いているので、マネージャーが少し困ったような表情をしていましたが、後で「今日はみんなにとって大きな日だ」と言っていたそうです。
Q:同僚のスタッフとはどんな交流がありましたか?
A:私はスタッフハウスに住んでいたのですが、そこはホテルのすぐ後ろに立っていて、ホテルのスタッフが24人住んでいます。ほとんどが外国人ですが、仕事が終わるとリビングルームに誰かがいて、朝までパーティをしていることがよくありました。仕事が終わると、スタッフハウスから徒歩30秒ほどのパブに行き、ビールを飲んだり、プール(ビリヤード)をやったり、時には夜中にナイトクラブへ出かけたりしました。休日には街へ買い物に行ったり、映画をみにいったり、ちょっと遠出をして、ヨークやマンチェスターまで出かけることもありました。
Q:インターン修了後、ホテルで契約を半年間延長されたそうですね。
A:インターンを始めて半年過ぎた頃、ホテルのオーナーに「延長できるチャンスはありますか」と私から聞きました。それから、オーナーとアスパイアのイギリス代表が話をしてくれました。代表から「あまり期待しないで」と言われていましたが、なんとか延長できることになりました。
Q:イギリス流ライフスタイルのどんなところが気に入りましたか?
A:なんといってもホリデーです。日本にいた時は有給があってもなかなか使うことができなかったのですが、イギリスでは取るのが当たり前で、私が働いていたホテルでは年間20日のホリデーが取れました。普通の休みと合わせると1ヶ月くらい休めてしまいます。まとめてとっても、分けてとってもいいし。それほどの長期連休を取ることに慣れていなかったので、最初は戸惑ったくらいです。イギリスに滞在していた1年半の間に、ホリデーを利用してベルギー、ドイツ、フランス、イタリアを旅行することができました。休暇を楽しんだり、家族と一緒にすごす時間を楽しむ、そういうライフスタイルがとてもうらやましく思いました。
Q:現在は就職活動中ですか?
A:帰国してもうすぐ1ヶ月になるのですが、現在はまだ求人などをチェックしている状況です。アスパイアのマシューさんにヘルプしてもらって、英文のレジュメやカバーレターはでき上がっているのですが、国内就職か、また海外に出るのか、自分でもまだ迷っている状況です。焦らずに、就職先はゆっくり決めたいと思います。ただ、イギリスでのインターンを活かした英語を使う仕事と、ホテルなどのサービス業に携わることは確信しています。
Q:インターン体験を今後のキャリアにどう活かそうとお考えですか?
A:インターンをしたことで、どんな環境に飛び込んでもがんばれる強さを知った気がします。自分の努力によって不安を克服できることも。これから仕事をして辛いことがあったとしても、乗り越えられる気がします。そういう強さを知りました。
Q:ホテルインターン希望者に向けて、アドバイスをお願いします。
A:私は海外に出るまでにものすごく悩んで悩んで、実現するまでに長い時間がかかりました。でもいつも思い出したのは、大学の時に強い意思で「いつか必ずやる」と決めたことでした。自分で決めたことを自分でやらないでどうする、自分の意思を自分で裏切ってはいけない。その気持ちを思い出し、少しずつ準備を進めてきました。インターンを考えている方、もし行きたいと願うなら、絶対にがんばってほしいです。行かないで後悔することはあっても、行って後悔をすることは絶対にないと思います。
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