こんにちは!留学カウンセラーの伊佐治です。
そろそろ近づくクリスマス、みなさんはどう過ごされますか?私が留学したのが9月でしたので、海外で初めて迎えたイベント、それがこのクリスマスでした。
【スタッフ高校留学体験記① 〜留学のきっかけ〜】はこちら

南半休のクリスマス

まず、ニュージーランドというのは南半球に位置しており、日本の冬は現地の夏。当然クリスマスは真夏にやってきます。街で見かける装飾もTシャツに短パンというカジュアルなサンタもたくさんいます。きっとオークランドで一番有名なサンタさんは、メインのクイーンストリート沿いにあるFarmers(当時はWitcoulls)の巨大モニュメントではないでしょうか。ビル5層に渡りたたずみ、ウィンクをしながら道行く人を見守るサンタさん。見かけると、暑いけど「あーもうクリスマスなのね」と感じたものです。そしてオークランドでは11月末にはメインストリートが人であふれるサンタパレードが行われます。メインストリートを様々なカートと人々が唄い踊りながら通ります。この時ばかりは暑いだろうけど長袖長ズボン、そして豊かなひげのサンタさんで街があふれます。


家庭のクリスマス

私のホームスティでは11月下旬と早々にクリスマスツリーが出されました。「もう出すの?」と思ったものですが、ここからがクリスマスの始まり。日本ではカップルのイベント日となりつつありますが、海外では家族イベントであるクリスマス。それぞれがお互いにプレゼントを少しずつ買い集め、クリスマスツリーの下に置いていくのです。当時6歳だったホストブラザーは、日に日に増えてゆく自分宛のプレゼントの数を毎日数えていました(笑)そして迎える25日の朝!6歳児に早朝から叩き起こされリビングへ行ってみると、なぜかプレゼントの量が倍増!なんと夜中にサンタさんが来たんです。プレゼントはお互いが買いあっていることもあり、当然大人も子供も全員がもらえるのです。私はプレゼントを7〜8個程もらいました。買い物に出た際にいいなーと眺めていたTシャツを、ホストマザーがこそっと買ってくれていたなんていう嬉しいサプライズも。このTシャツは25年たった今でも大切に着ています(驚)綺麗に開封して、包み紙を取っておこう・・・なんて風習はありません。プレゼントの包みはビリビリ破いて、楽しみながら開封するのも海外ならでは。そして25日は家族全員が集まってハムやターキーを食べます。ケンタッキーやクリスマスケーキはありません。24日もイブだからって何もありません。どちらかと言うと、サンタが来るから早く寝よう!といったあっさりなイブで驚きもありましたね。


国が変われば文化も違う

恋人達のクリスマスではなく家族のクリスマス、ホワイトクリスマスでもなく真夏のクリスマス、プレゼントは家族全員もらう、クリスマスのメインは25日・・・国や場所が変わると風習も様々です。そしてニュージーランドでは25日は9割方のお店が閉店しています。開いているのは大型スーパーとチェーン店のファストフード、観光客相手のお土産屋くらい。また、キリスト教の教えから25日はお酒は一切購入できません。スーパーに行っても棚に網戸が閉まり施錠してあるのをよく見かけました。飲みたい方は事前に購入し、家庭で出して楽しみます。25日のクリスマスは国民全員が働くことなく、家族でビーチや公園で過ごしたり、BBQをしたり、友人宅でホームパーティをしてゆっくり過ごす日なのです。日本とは随分と違いますね。そんな風習の違うイベントも実際に生活しているから味わえる、それが留学のいい所です!是非皆さんもいろいろな海外イベントに触れてみてください。

【スタッフ高校留学体験記③〜高校1年生の勉強科目〜】へ続く。

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