大学推薦を考えられている方へ
こんにちは。ICC名古屋支店の吉村です。
近年、大学も様々な推薦入試方法を実施していますね。特に私立大学は昔よりも入学への入口は広がってきていると思います。そんな中、大学の推薦入試のために、「留学」を検討されている方も多いのではないでしょうか?実際に高校でも留学をすすめている学校も増えてきていると思います。しかし、ただ留学すれば行きたい大学に推薦ではいれる補償はありません。まずは、行っている学校の進学制度や希望する大学の推薦枠そして留年するのかしないのか、などなど調べておく必要があります。
今回は、留学と大学入試についてご紹介したいと思います。
代表的な入試方法
大学の入試方法は大きく3つに分けることができます。①一般入試 ②AO入試 ③推薦入試です。
①の一般入試とは、大学入試の中でも一番ノーマルな受験方法です。主に、国語・数学・英語など高校で学んだ知識を問われる筆記試験です。
国立大学の一般入試では、各大学大学試験の前に、センター試験(5教科7科目)を受ける必要があります。受験の流れとしては、「センター試験」→「学校別入試(前期)」または「学校別入試(後期)」となります。受験方法としても一番ハードなので、一般入試を考えられている方は試験対策は高2からスタートという方が多いかと思います。また、例えば今「海外の高校に卒業目的で留学中」という場合、留学先で正規の高等学校を卒業すれば、基本的に日本のすべての大学の入学試験を受験する資格ができます。しかしながら、外国の学校を卒業した学生が、日本の学生と一緒の内容の入学試験を受けるためには、日本の教育課程に沿った勉強をやり直す必要もあるため、少なくとも1年の浪人は覚悟するつもりで取り組む心構えが必要です。
②AO(AO:アドミッションズ・オフィス)入試とは、1990年度の慶應義塾大学からはじまった、日本では比較的新しい入試方法です。出願者自身の人物像を大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決めるもので、成績のみならず、志望理由書、面接などにより、学生の資質・適性も重視した選考です。そのため、「大学と学生とのお見合い入試」のようなものといえるでしょう。近年では、AO入試や自己推薦入試枠を活用して受験する学生も増えています。とにかく小論文と面接対策また英語のスコアが必要になります。しかし、これを乗り越えれば、早い大学だど8月頃に募集がかかり、秋には合格が発表されるのは、一般よりも一足先に大学入試を終えることができます。
③推薦入試には主に*指定校推薦と*公募推薦の2つに分かれます。*指定校推薦は、高校が優秀と思う学生を大学に推薦するかたちになります。そのため、高校での成績だけではなく普段の生活態度や部活動、ボランティアなどの課外活動、生徒会活動など高校の先生に「この子ならうちの高校の代表として推薦できる!」と思われる生徒である必要があります。それに加えて大学が示す成績や英語のスコア、また小論文と面接の準備が必要です。学校の先生との関係構築が大切になるかと思います。
*公募推薦の場合は指定校推薦よりも募集人数が多いです。大学が定めた成績をクリアしていること、また部活動や課外活動に力を入れてきた学生にお勧めです。学校などからの推薦状が求められることが多いです。
代表的な入試方法とは少し変わりますが、今注目されているのが、帰国生入試です。海外の高校を卒業した学生は、留学経験を生かすためにも、「帰国生入試」に挑戦するのが有利です。大まかな傾向はありますが、細かい受験資格や条件は年度毎に改訂されています。また、受験方法、選抜方法、募集人数、出願状況は各学校、学部・学科によって異なります。自分が受験したい大学、学部・学科について、事前によく調べておくことが必要となります。
大学入試に留学経験は活きるのか??
はっきりと自信をもって言えるのは、大学の入試で海外経験は活かせます!
今、日本人学生の英語力はかなり大きな問題として上げられていますが、これは、単に英語のスコアというわけではなく日本人学生の「異文化適応力」が問われているといことです。
留学の価値は、ただ語学を習得したということだけでなく、海外で様々な文化や習慣を体感し新しい学びを得ることができたということです。大学の入試では、推薦やAO入試などで小論文や面接があります。留学で経験したことを大学の学びに繋げたいというエピソードはかなり好感度が高いです。帰国生入試の場合は、最低でも2年は現地での留学経験が必要ですが、AO入試では、短期の留学でも入試の書類審査や面接・小論文などでに役立てることができます。
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