「留学経験」があると就職活動に有利になるかどうかは、「留学経験」をどのようにとらえるかです。 今、留学経験者がとても増えている中で、どのように他の就活生と差別化させるかがポイントです。

留学経験=英語力という落とし穴

イギリス町並み

面接での失敗例

面接官「学生時代に頑張ったことは何ですか?」

就活生「アメリカに3か月留学したことです。初めは、ホームステイ先でも何を言っているかわからないくらいの英語力だったのですが、積極的に家族や地元の人に話しかけることで、帰国時にはほとんど困らないほどになりました。TOEICのスコアも600点から800点にあがりました」 と、英語力を全面にアピールするパターン。具体的なエピソードも入っているし、結果も数値で表しているので、一見、回答としては問題がないように思えます。。

一方、同じ質問に対して

就活生「アメリカに留学したことです。アメリカでは○○という会社でインターンシップをしました。その会社の△という商品を日本に売るために、マーケットツールとして何が最適かということを調べる仕事をメインに行いました」

この2つの返答は何が違うのでしょうか。

アピールポイントは「英語力」ではなく「何をしたか」

BC授業風景

前者の回答は英語ができることはわかりましたが、それ以外の能力が見えてきません。一方で、後者の回答は英語ができることは自動的にわかります。その上で、その後の話の展開によってほかの能力をアピールすることができます。

面接において企業が知りたいのは、就活生が企業が求める能力を持っているかどうか。もちろん、その中に英語力も入っていますが、それは+αとしてのスキル。 たとえば、企業が求める能力ランキングで上位にランキングされる「コミュニケーション能力」「問題解決能力」「行動力」など。

これらの能力を自分は持っていることを面接においてアピールをします。これが面接準備の際に必須といわれる、所謂「具体的なエピソード」というヤツです。留学において「何をしたか」というエピソードによって、これらをアピールしていきます。

成功体験より失敗体験がおすすめ。

Students at Nathan. Goanna Lounge

具体的エピソードは失敗体験の方がおすすめ。

理由1、海外での生活自体がチャレンジの連続、成功するわけがない。失敗して当たり前。そこもアピールできる。うまくいけば「タフさ」という能力のアピールに。

理由2、成功体験ばかりでは「自慢」に聞こえるかも!?特に最近の面接では「留学」をアピールする人が多いため、面接官によっては1日中留学エピソードを聞いている人もいます。繰り返される話は、人が変われど、徐々に印象が悪くなる傾向にあります。

理由3、初めから成功するような高い能力を持っている人間より、失敗からどう這い上がってきたかが大切。つまり、問題解決能力のアピール!その際に入れたいのが「どう周りを巻き込んだか」。

学校だったらクラスメートや担当教官、インターンシップだったら、同僚や上司という周囲を巻き込んだか。

留学はエピソードの宝庫

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エピソードは創作しても、当たり前ですが、すぐに相手に嘘がわかってしまいます。上記のエピソードを留学中に起こった本当の出来事を使ってストーリーとして話をします。

留学は母国語でない言葉でアウェイの環境で、色々なことに挑戦する場。うまくいくことの方が珍しい。だからこそ留学後はみなさん大きく成長して帰ってきます。就職活動で、困らないたくさんのエピソードがあるはず。

自分がアピールできるところはどこなのか、しっかり見極め、あとはたくさんある失敗談の中から、ふさわしいエピソードをピックアップするだけ。

より具体的に、どんな失敗を、どんな原因でしたのか。その失敗をどのように、誰と乗り越えたのかと、ストーリにしていくだけ。

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