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野澤靖幸さん

参加コース:SHMS PGD Hotel Operational Management Course
留学期間:2007年1月~2007年12月
インターン先:スイスの日本食レストラン

1974年生まれ、茨城県出身。都内の大学を卒業後、7年半サービス業に従事。30歳を目前にして、キャリアチェンジを図るため、SHMSに留学した。現在は外資系ホテルのレストランに勤務。

Q:留学前の仕事について、教えてください。

都内の4年生大学を卒業後、都内の企業(サービス関係)で7年半働いていました。

Q:30歳でキャリアチェンジを図ったわけですが、その理由は?

もともとサービス業に携わっていましたが、30歳を間近にして、勤めていた会社での仕事に物足りなさを感じ、もともと興味のあった飲食や文化交流をキャリアに反映させて仕事をしてみたいと思いました。華やかなホスピタリティ業界に関わるプロ集団の中で飲食を極める、という新たな夢を持ったのです。転職を意識して動いていた時、たまたま妹の紹介で、ICCの留学説明会に出席し、決断に至りました。

Q:なぜSHMSに?

スイスの中でもフランス語圏にあるモントルーという場所で、レマン湖を反対側に望み、風光明媚な観光地で、夏はJAZZフェスティバルがあります。校舎は低い山の上にあって、古いお城を活用しています

Q:特に興味を持った授業は?

実地でのオペレーション、特にフレンチレストランサービス、F&Bの授業も、大変ためになりました。

Q:授業で苦労したのはどんな点ですか?

グループワークが多く、タイムマネージメントに苦労したのと、英語のプレゼンテーションでは思うようにいかず、人一倍努力する必要がありました。

Q:英語力のレベルアップのためにどんなことをしましたか?

留学前は英会話学校や自己学習、特に映画DVDは役に立ちました。私の場合、英語力の底上げのため、SHMSのファンデーションコースに1ヶ月通ったので、カリキュラムの情報収集と準備ができたと思います。

Q:学校の勉強以外に熱中していたことはありますか?

パブ巡りや食べ歩き(笑)。

Q:寮生活はいかがでしたか?

建物は古いですが、住み心地は悪くありません。学校からのフォローがしっかりしてるので、特に不便も感じずに生活できました。以前と違い、現在はインターネットの使用状況もかなり改善されているそうです。

Q:インターンはどこで体験しましたか?

現地のフュージョンレストランRestaurant Le Zenです。サービス全般、レストランサービスとBarmanもしていました。グループワークの際、食事がてらオーナーと話をしたつながりで、インターンをすることになりました。

Q:インターン体験でどんなことを学びましたか?

英語を使ったコミュニケーションはもちろん、基本のフランス語(主にサービス絡みの会話ばかりですが)が身に付きました。その他、業者との交渉やパーティーの開催など、サービス以外の調整能力を試される実務経験でした。

Q:インターンでの印象深い出来事は?

100人ぐらいのゲストを招待するレストランウェディングで、アシスタントとして仕切りを任され、ケーキ注文や司会者選び、DJの手配などを担当しました。イベント全体をコーディネイトし、クライアントを喜ばせる難しさを体感する良い機会になりました。

Q:留学後の就職活動はどのように?

留学中にコンタクトを取っていたホテルの人事担当者から面接のアポイントを得て、帰国と同時に面接。幸い、第一志望のところでいい返事をいただき、帰国後1ヶ月で勤務開始といった流れです。現在は、都内の外資系ホテルにあるフレンチレストランにて、サービスの仕事に携わっています。

Q:留学を経てキャリアチェンジに成功されたわけですが、留学経験はご自身にどう影響しましたか?

留学経験は「自分の夢と共に突き進む覚悟」というものをもたらしてくれました。留学によって、新しい世界に身を置くきっかけを得ましたが、私の場合は、他の人より出遅れたキャリアをスタートした現実もあります。今はこの業界で、一生の仕事として能力を磨いていくことに生きがいを感じています。

Q:今後の仕事の展望は?

今は職場で学ぶべきことをしっかり身に付け、近い将来、会社だけなく、お客様に求められる人材として身を立てたいと考えています。常に柔軟な思考と行動力、感謝の心を忘れないよう努めていきます。

Q:ホテル留学希望者にアドバイスをお願いします。

一度決めたらあとは行動のみです。後悔のない留学になるよう、情報収集を怠りなく。良い出会いが人を元気にさせると思いますので、いろいろな人と話して積極的に行動しましょう。皆さんの夢が実現するよう祈っております。