「温かい人々に囲まれ、短いながらも色濃く過ぎていった
アイルランドでの2ヶ月間」 |
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●鈴木 あゆみ(すずき あゆみ)さん  |
<留学先>
Centre of English Studies/ダブリン <留学期間>
2002年7月〜2002年8月 |
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たったひとりの環境で自分の力を試したかった
高校時代、授業の一環としてニュージーランドでのホームステイに参加したことがありました。自分の語学力というものをはじめて実感できたこともあり、それはとても楽しい体験でした。その後しばらく経ってから当時を思い返してみると、私は留学中の多くの時間を日本人の友達にともに過ごしていたため、話す言葉は日本語の方が多かったことに気付いたのです。その時、「今度は1人で海外へ行って、もう一度自分の力を試してみたい」と思い、語学留学を決意しました。次は日本人が少ないという点にこだわり、あとは治安などを考慮し、アイルランドにしました。
事前に聞いていた通り、アイルランドは日本人が少なくて、英語を集中して勉強するにはとても良い環境だと感じました。CESの校舎は閑静な住宅街の中にあり、シティーセンターから学校へは公共のバスで移動するのですが、留学当初、このバスを使うのは少し不安でした。そのうち慣れてくると、バスを利用して色んなところへ出かけられるようになり、だんだん楽しみになっていきました。また留学時期が夏だったため、日がとても長くて、少し帰りが遅くなってしまった時でも真っ暗ではないので安心でした。
先生、クラスメイト、ホストファミリー…全ての出会いに恵まれて…
CESは一人ひとりが授業に参加しやすいように配慮され、1クラス当たりの人数は少なめでした。午後はアクティビティーの時間で、色んなスポーツをしたり、市内観光をしたり、とてもリラックスした時間を過ごせました。毎週土曜日は、貸切バスでの郊外ツアーが企画され、歴史的建造物や有名な街に連れて行ってもらいました。その他、週1回はディスコナイトがあって、みんなで楽しく踊りました。先生以外にも学校スタッフが何人もいたので、何か分からなくて困っている時はいつも誰かが優しく親身になって教えてくれて、とても助かりました。
学校ではヨーロッパ各国の人たちと仲良くなりました。ドイツやスペインなどから、私と同じように英語の勉強をしに来ていて、お互いぎこちない英語で一生懸命コミュニケーションを取っているうち、自然と親しくなっていきました。彼らとは今でもメールや手紙でやり取りしています。いつかお互いの家に遊びに行くと約束しているくらいです(笑)。
ホストファミリーも素敵な人たちでした。到着した次の日、長旅で疲れていた私を起こさずに昼過ぎまで寝かせてもらい、一人遅いランチを食べた後、私をリラックスさせてくれようと、近くの海へ連れて行ってもらいました。ホストは私を一人の家族として迎えてくれたので、私も家族のように思えて、一緒によく過ごしていました。分からないことがあれば、地図や本を見せて教えてくれたり、宿題で分からないところを教えてもらったりもしました。ホストファミリーに温かくしてもらったおかげで、とても充実した楽しい時間を過ごすことができ、本当に感謝しています。
勇気を持って、はじめの一歩を踏み出すことが大切
今回留学して感じたことは、英語を話す環境は自分次第でいくらにでも増やすことができるということです。それはアイルランドに限らず、どんな場所であっても同じことだと思います。海外に行っても、いつも日本語を話していたら意味がないので、そのようにならない環境作りはとても重要です。誰でも不安な気持ちは同じなので、勇気を持って1歩踏み出すことが大切です。そしてなぜ留学したいのかはっきりとした理由や目的があれば、短期間の留学でも非常に充実したものになると思います。全ては自分の気持ち次第です! |
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