ビジネスで利用できる英語テスト
TOEIC
どの留学形態にも利用できるテスト。
特に大学・大学院留学のために最も利用されているテストで、難易度が高くしっかりとした準備が必要。
- 主催団体
- 国際ビジネスコミュニケーション協会
- 試験概要1
- リスニングセクション(45分間・100問)
会話やナレーションを聞いて設問に解答
—
Part1:写真描写問題
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。
説明文は印刷されていない。
4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。
Part2:応答問題
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。
印刷はされていない。
設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
Part3:会話問題
2人の人物による会話が1度だけ放送される。
印刷はされていない。
会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
各会話には設問が3問ずつある。
Part4:説明文問題
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。
印刷はされていない。
各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
各トークには質問が3問ずつある。
- 試験概要2
- リーディングセクション(75分間・100問)
印刷された問題を読んで設問に解答
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Part5:短文穴埋め問題
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
Part6:長文穴埋め問題
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
Part7:読解問題(1つの文書:28問、2つの文書:20問)
いろいろな文書が印刷されている。
設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
各文書には設問が数問ずつある。
- 試験方式
- TOEIC®テストはリスニング(45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです。
出題形式は毎回同じで、解答はすべて問題用紙とは別の解答用紙に記入します。
テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
- 利用方法
- 受験者数:
<世界>
年間約700万人が受験・150カ国で実施(TOEICプログラム全体・2014年)
<日本>
年間240万人が受験(2014年度)
多数の団体で採用:
企業、官公庁、学校等で2014年度に約3,400団体が採用
企業における活用:
自己啓発や英語研修の効果測定
新入社員の英語能力測定
海外出張や駐在の基準
昇進・昇格の要件
学校における活用:
授業の効果測定
プレイスメントとして
英語課程の単位認定基準
推薦入試基準
- 備考
- Computer Test Standard Test(受験者の能力に合わせて出題レベルが変化。
正解すれば、より難度の高い問題が、不正解なら、より易しい問題が出題。
日商ビジネス英語
- 主催団体
- 日本商工会議所・各地商工会議所
- 試験概要
- <1級>
海外取引の豊富な実務経験があり、英語による十分なビジネスコミュニケーション能力を有する。
英語力とビジネス知識を合わせた同合力を判定する。
市況レポートに基づく状況分析、契約書の作成、プレゼンテーションやネゴシエーションの方法なども出題する。
<2級>
就職前あるいは就職後1〜2年以内に身につけるべき英語によるビジネスコミュニケーション能力を有する。
海外企業や外資系企業との取引で実際に使われている英文電子メール、英文レター、企画書や報告書の作成、国際マーケティングなどに関する問題を出題する。
公式テキストの記載内容を中心に出題する。
<3級>
就職前に身につけるべき英語によるビジネスコミュニケーションの基礎的な能力を有する。
英語でのビジネス文書作成や海外取引を行ううえで、最低限覚えておいた方がよい内容を出題する。
公式テキストの記載内容を中心に出題する。
- 試験方式
- <1級>
統一試験とし、試験の施行及び答案の回収をインターネットを介して行い、採点は複数の専門家による中央採点を行います。
<2級及び3級>
試験の施行から採点、合否判定までをインターネットを介して行う「ネット検定試験」として、全国の試験会場で随時に施行することができます。
- 利用方法
- 公的資格ではあるが、国家資格ではなく、知名度も低いため、どの程度企業などで評価されるかは未知数。
BULATS
- 主催団体
- 日本英語検定協会(ケンブリッジ大学英語検定機構)
- 試験概要
- Computer Test Standard Test
テスト形式:PCで行うComputer Adaptive Test
4/3肢択一式(一部語句の入力式)
Standard Test
テスト形式:ペーパーテスト
4/3肢択一式(一部語句の入力式)
試験内容:ListeningおよびReading and Language Knowledge
評価:スコア表示(0~100)とレベル(CEFRレベルとALTEレベル)、Can-Do Statements付き
Speaking Test
テスト形式:ネイティブ面接官との対面式
試験内容:Part1:インタビュー、Part2:プレゼンテーション、Part3:ロールプレイ・ディスカッション
Writing Test
テスト形式:記述式
試験内容:Part1:ビジネスレター・メモ書きの作成(50~60語)、Part2:報告書・企画書の作成(180~200語)
評価:レベル表示/CEFRレベル(6段階)とALTE(15段階)レベルの併記
分野別評価/5つの評価分野それぞれに、A(高)からF(低)の評価が記載
コメント/総合レベルや評価分野別のコメント(能力分析・学習アドバイス)が記載Can-do Statements付き
- 試験方式
- BULATSは2つのテストタイプを用意しています。
1.ペーパー版
試験資材を取り寄せ、団体毎に設定した会場で実施するテストタイプです。
コンピューターテスト、スタンダードテスト、スピーキングテスト、ライティングテストの4種類があります。
2.オンライン版
インターネットを利用したオンライン版のテストタイプで、リーディング&リスニングテスト、スピーキングテスト、ライティングテストの3種類があります。
ペーパー版(4種類)、オンライン版(3種類)をどのように組み合わせても受験することができます。
- 利用方法
- 採用:会社や組織で求められる英語力をもつ応募者を確実に選抜できる。
研修:研修の欠陥やニーズを明確にできるより効果の高い研修となるように学習者をレベル分けできる。
研修のプロセスをより効果的にモニターし評価できる。
企業内キャリア開発:昇格、転任にふさわしい従業員を選抜できる。海外研修にふさわしい候補者を選抜できる。従業員の自己改善、およびキャリア開発の指針となる。
- 備考
- Computer Test Standard Test(受験者の能力に合わせて出題レベルが変化。
正解すれば、より難度の高い問題が、不正解なら、より易しい問題が出題。
European Academic Software Award 2000受賞)