夢は国際弁護士になること!
Legalの授業は将来にとても役立つと思います

参加コース:オーストラリア高校卒業留学プログラム
留学期間:2008年4月〜2010年12月
留学先:Rowville Secondary College(オーストラリア・メルボルン

1991年生まれ、東京都出身。2008年4月からオーストラリアのRowville Secondary Collegeに留学。現在Y11(高校2年生)に在籍中で、2010年12月に卒業予定。

自分の得意分野や興味のある教科を学べるのがとても楽しい

日本人の友達のDEBというパーティーに行った時に撮った写真です

学校のイベントのswimming carnival。2人とも同じ学校の日本人留学生です

ホストの友達の家に遊びに行った時に、ホストシスターのエイミーと

Year10の時に、今の親友のリタと撮った写真です

同じ家に住んでいる上海からの留学生のジャスミンと一緒に、ホストが連れて行ってくれた中国レストランで

Q:なぜ留学しようと思ったのですか?

A:小学生の頃から「将来は絶対に英語を使う職業に就く。できれば国際弁護士を目指したい」という夢があり、それを現実にするには高校留学しかないと思いました。なぜなら大学生でいくよりも、高校生の時点で行った方が確実に英語の吸収力が高く、勉強に集中できると思ったからです。
中学3年生の時に1人でアメリカのサンタバーバラに行き、2週間の短期留学を経験したことも留学のきっかけです。初めてのことだらけで不安ながらも、さまざまな人種の人と出会って交わること、英語を話せることの楽しさを知りました。帰国後もそれが忘れられず「また留学したい」と強く感じました。

Q:オーストラリアを選んだのはなぜ?

A:お母さんが「安全な場所でないと行かせられない」ということだったので、海外の中では比較的安全なオーストラリアを選びました。

Q:メルボルンのいいところは?

A:私はメルボルンのcityが大好きです。近代的で綺麗なビルが並んでいると同時に、イギリス調の古いお洒落な建物が奥の方にあって、かわいいカフェとか小物屋さん、大きな公園もたくさんあって、散策すればするほど新しいものに出会えるところが気に入ってます。

Q:留学先の学校はどんな雰囲気ですか?

A:この学校は比較的落ち着いていて、生徒も大人っぽい雰囲気があると思います。良いところは、先生の対応がフレンドリーで親切で、授業も分かりやすいところです。ロッカーが室内にあるのも嬉しいです。留学生は6人なのですが、オーストラリアに家族で住んでいる人たちも含めると、ESLには今12人います。

Q:語学力アップのために努力していることを教えて下さい。

A:学校で友達と話すのはもちろん、リビングに座ってちょっとしたものを食べたり飲んだりする時には、必ず新聞の中の好きな記事を探して読むようにしたり、なるべく部屋のラジオをつけっぱなしにしています。あとは、授業で難しかったなーと思った箇所を読み直したり、復習するよう心がけています。

Q:語学力が伸びたことを実感できたのはどんな時?

A:つい最近のことなのですが、友達から「もうすっかりオーストラリアアクセントだねー」とか「英語上達したねー」と言われたことと、Semester1で4つの教科でA or A+を取り、賞状をもらった時です。

Q:学校で特に好きな科目は?

A:legalのクラスと、psychologyのクラスです。もとから興味があったlegalでは、オーストラリアの法律を知ることができ、基本的なことは日本の法律と変わらないと思うので、将来にとても役に立つなと思います。psychoogyは、初めて学ぶことばかりで、新鮮で楽しいです。知識が広がり「なるほどー、そうだったのかー」と毎回驚かされます。

Q:オーストラリアと日本の学校と比べて、どんなところが違いますか?

A:オーストラリアでは教科を自由に選べるので、自分の得意分野や興味のある教科を学べるのはとても楽しいですし、やる気が出ます。数学はレベルが4段階ぐらいに分かれていて、そのレベルも自分で選べるので、数学ぎらいの人でも頑張れると思います。

Q:どうやって友だちを作りましたか?

A:初めて学校に行った時に、ランゲージセンターで一緒だった友達がいたので、そのグループに自然に入っていきました。そのグループの中でも、仲のいい人たちは決まっていて、1人は親友です。後はそれぞれのクラスで、隣に座った子と話して仲良くなるという感じです。

Q:ランチはどんなものを食べてますか?

A:ホストマザーが毎朝作ってくれるサンドイッチを持っていきます。リセス(おやつの時間)には、あんまんとかちまきなども渡してくれます。

Q:放課後や週末の過ごし方を教えて下さい。

A:放課後は、宿題や毎週のSACに向けての勉強があるので、だいたいすぐ家に帰ってしまいますが、たまに日本人留学生の友達と息抜きにショッピングセンターに行ったり、親友と映画を見たりします。

Q:学校の行事で特に印象に残っているのは?

A:year10の時にフォーマルパーティーが学校であったのですが、ドレスを着てパーティーをするという機会は日本では全くなかったので、とても楽しかったです。当日は友達の家にお昼の12時ぐらいに集まって夕方5時までお化粧をしたり、髪型をみんなで決めたりして、パーティーでは、写真を撮ったり、ほとんど踊りっぱなしでした。この機会がなかったら、みんなと仲良くなれることも、親友と出会うこともなかったと思います。今でも一生の思い出です。

Q:何か熱中していることはありますか?

A:火曜日の放課後に、地元のジャズダンス教室に通っています。今は、11月の発表会に向けて練習中です。

Q:ホストファミリーを紹介して下さい。

A:お母さん、お父さん、15歳のお兄ちゃんと13歳の妹です。両親はマレーシアから来た人たちですが、子供たちはオーストラリアで生まれました。みんな、英語と中国語の両方を話せます。子供たちは2人ともピアノがすごく上手なうえに、トランペットやバイオリンも弾けるので、いつもクラシック音楽が家に響いている感じです。

Q:ホストファミリーとはどんな風に過ごしていますか?

A:dinnerの後に、ホストマザーと上海から来たハウスメイトと3人でわいわい会話したり、家族行事にはできるだけ参加して、ホストの親戚の家に遊びに行ったり、たまに一緒に教会に行ったりもします。部屋にはいつもホストシスターが遊びに来るので、たわいのない話もします。
ステイ宅でのルールというのは特にありませんが、出かける時や遅くなるときは必ず連絡するようにしています。

Q:留学して変わったことはありますか?

A:家族と離れて暮らしているので、いろんな意味で強くなったと思うし、何か納得いかない時や不安な時、イライラしてしまった時に、気持ちを切り替えるコントロールができるようになりました。それと、人への固定観念を持たなくなり、オーストラリア生活を日本と比べたりしなくなりました。前までは、上手くいかない理由を「中国人だから、オーストラリア人だから…」とその人たちの国別の性格みたいなのを決めつけて考えていたのですが、実際そんなのはデタラメだと思ったんです。日本でも人によって気が合う、合わないはあるわけで、1人の印象が悪かったからといって、国の人全員がそうだとは限らないと気がつきました。そう考えると、友達を作るのも気楽で楽しくなったと思います。
あとは、日本にいる時はニンジン、シイタケ、ラム、洋ナシが嫌いだったのですが、オーストラリアのものはおいしくて、食べられるようになりました。

Q:卒業後の進路について、どう考えていますか?

A:大学は日本に帰って、法学部に進みたいと思っています。

Q:最後に、高校留学を目指す人に向けてアドバイスを!

A:留学前は、大きな希望や夢を叶えられるので、楽しい想像がたくさん膨らむと思います。でも実際には、不安なことや、大きな壁を相手に自分自身で解決しなければいけない時が来ます。その時に助けてくれるのが「なぜ留学をしているのか」という自分の強い意志です。これを忘れなければ、辛いこともポジティブに笑って切り抜けられると思います。ぜひ、一生の中の貴重な経験である留学を思う存分楽しんでください!