高校留学ニューズレター:体験談
参加コース:オーストラリア高校留学プログラム
留学期間:2006年4月〜2008年12月
留学先:ワーナンブール高校(ビクトリア)
1991年東京都出身。日本の中学を卒業後、2006年4月からオーストラリア・ビクトリア州のワーナンブール高校(Warrnambool College)に留学、2008年12月卒業。その後、現地のディーキン大学(Deakin University)に進学してCivil Engeering(社会基盤工学)を学び、2012年12月卒業。
Australian Footballをプレイするようす
Australian Footballのチームメイトでもあった有名選手と
高校留学時代のホストシスターが来日した時にディズニーランドで
海とともに過ごした高校時代
大学の仲間達とパーティのようす
Q:この度は大学ご卒業おめでとうございます!
A:ありがとうございます。大学3年生のはじめにCivil EngineeringからArchitectureにコースを変えたいなと思っていたのですが、せっかく始めたことを途中でやめるのもいやだなと思ったので、今のコースが終わったらArchitectureの勉強をはじめようと思っていました。なので、やっと「Civil Engineeringが終わったな」って気持ちと「やっとArchitecture」をはじめられるなという感じですね。とても楽しみにしています。今は、早く大学がはじまらないか!早く勉強がしたいという気持ちがとても強いです。
Q:今後の進路について教えて下さい。
A:今年の3月から、あと3年ほど、Deakin UniversityのWaterfront CampusのほうでArchitectureを勉強しながら、工事現場でのバイトをしようと思っています。いずれは、建築家・構造家として世界で活躍したいなと思っています。
Q:大学進学時の進路選択、専攻を決めたポイントを教えてください。
A:Australian Footballを大学でも続けたいという気持ちと、現地での生活が楽しすぎて、まだ日本には帰りたくないなと思って、現地進学を決めました。元々、数学と物理には興味があり、建物やインフラ関係の仕事にも魅力を感じていたので、高校の進路相談の先生と相談して、今のコース(Civil Engineering)を選びました。
Q:大学ではなにを学びましたか?
A:大学では、Civil Engineering(社会基盤)について勉強をしていました。人々の生活を豊かにするためのインフラ作りについて勉強をしました。建築の構造、道路設計、水道、ガス、土質工学などなどです。その中でも、一番興味をもった分野は建築の構造です。 Australian Footballのほうでは、運よくTAC CUPに所属するGeelong FALCONSで2年ほどお世話になることができました。(プロチームのユース選手レベルに相当)最初の年は膝の怪我でシーズンを棒に振ることになってしまったのですが、2年目のシーズンは19歳枠でチャンスを頂くことができました。残念ながら日本人初のAFL選手になることはできませんでしたが、同世代の一流選手たちとの練習などは、とてもいい経験になりました。
Q:高校時代に印象に残っていることは何ですか?
A:たくさんあります。高校生活そのものがとても印象的でした。その中でも、学校行事はとても印象に残っています。オーストラリア(海外)の学校ならではのコスチュームデー(各学年テーマがあり、そのテーマの格好をする日)など、運動会や水泳大会などの学校行事に関しては、たくさんの思い出が残っていますね。 学校外では、Football, Surf Life SavingにSurfingなどです。基本的に、学校が終わった後はFootballの練習がない日は友達とSurfingに行っていました。夏になると週末や夏休みにSurf Life Savingをしていました。 高校での経験は今の自分の基盤になっていると思います。
Q:留学をして自分が成長したと思うことはどんなことですか?
A:まだまだ私は成長過程ですし、日々成長していると思うので、具体的にどこが成長したかというのは難しいです。そのなかでも、物事に対する考え方だったり、自分に自信を持つことや時間管理が上手にできるようになったり、色々変化はありますね。 日本については、日本に住んでいる頃には、気付かなかった日本の良さであったり、自分が日本人であるという強いアイデンティティが芽生えました。より日本の良さであったり、日本の文化や習慣を大切にしたいという気持ちが強くなりました。特に人との関わりの際の礼儀作法を大切にしたいと思っています。
Q:ご自分の経験をどのように今後のキャリアに活かしたいをお考えですか?
A:オーストラリアへの高校留学を機に、多種多様な考え方を見る力が付いてきたので、更に広げ深めていきたいと思っています。私は、建築の分野に行くので、これからはたくさんの国をまわり、各地の気候、風土や文化を実際に体験したいと思っています。こう思うようになったのも、オーストラリアに留学し、多国籍の人々と交流することができたからだと思います。
Q:5年後、10年後はどんな自分になっていたいですか?
A:私の夢は世界で活躍する建築家になることなので、5年後は大学を卒業し、尊敬する師匠の元で建築を学び、10年後には独立する最終準備段階に入っていることです。そして、35歳で独立するつもりでいます。
Q:高校留学の後輩、これから留学を考えている学生にメッセージをお願いします。
A:もし、高校留学という進路選択があるならば、そのチャンスを生かし、ものの見方や考え方、視野を広げ、自己を高めてください。