高校卒業後もニュージーランドに残り、
大学で農業の勉強をする予定です

参加コース:ニュージーランド高校留学プログラム
留学期間:2007年4月〜2009年12月
留学先:Mountainview High School(ティマル)

1992年生まれ、大阪府出身。留学中はテニスに熱中し、現地で遠征も体験した。高校卒業後は、ニュージーランドのクライストチャーチにあるリンカーン大学に進学予定。自然豊かなニュージーランドでの暮らしに影響を受け、大学では農業を専攻する。

大学のテニス合宿に参加しました

タイ人の友達と公園にて(その子はオーストラリアの大学へ)

ボールにて。タイとKIWIの友達と

卒業式。KIWIも混ざって記念撮影

ホストファミリーと食事をした時に、TIMARUのシンボル(?)のおじさんと。左はタイ人のホストブラザー、右端は同じ留学先に同じ時期に来たICCの中嶋さん。後ろは、第2のパパで今もとっても大好きなホストファーザー

Q:留学先のティマルはどんな街でしたか?

A:周りに牧場がいっぱいあって、とても静かな町。町の中心部も規模が小さくて、休日は午後4時には店が閉まってしまいます。ニュージーランド南島の都市クライストチャーチとダニーデンのちょうど真ん中に位置しているので、休みの日に遊びに行こうと思ったら、割と簡単に行けて便利でした。

Q:ホームステイはいかがでしたか?

A:私のホームステイはとてもいいところで、他にタイ人とドイツ人、韓国人の子たちと住みました。ホストは3人の生徒を受け入れてるので、いろんな国の人と友達になることができました。ホストマザーは料理がとてもうまく、料理があまり得意ではない私に料理の本をくれたり、作り方を教えてくれたりしました。

Q:留学した高校はどんな学校?

A:私が通った高校のいいところは、生徒の数が少なく、みんなが仲良くなれるところだと思います。留学生は30人ぐらいでしたが、そのうち日本人は10人ほどで、タイ人が多かったです。

Q:好きな科目は?

A:化学です。毎日と言っていいほど実験があって、楽しかったです。
 あと、日本の学校と違っておもしろいと思ったのは、入学すると、まず「赤」「青」「黄」のどれかの色に振り分けられること。学校の行事では自分が所属する色のグループで対戦し、1年が終わると、どの色のグループが1番強かったかを競いました。

Q:高校ではどんな風に友だちを作りましたか?

A:最初は他国の留学生の子から友達になりました。それから同じクラスの子と仲良くなりました。あと、テニスクラブに入っていたので、そのことも友達つくりにつながりました。放課後や週末は、学校のテニスコートでテニスをしたり、町に買い物に行ってランチしたりして過ごしていました。

Q:テニスでは遠征をしたそうですね。

A:はい。クライストチャーチにあるリンカーン大学のテニス合宿に参加しました。テニスクラブの顧問の先生が、私と、もう一人の日本人の友達を推薦してくれたのです。テニス以外のスポーツの合宿も行われていましたが、テニスでは、私たちのほかに男女合わせて15人ほどが参加。3泊4日の合宿で、大学内の寮に泊まりました。体育館でチームに分かれてゲームをしたり、スポーツ専門家たちの話を聞いたり、テーピングの練習をしたりと、テニスのレッスン以外にも学ぶことが多くて、とても楽しかったです。

Q:高校卒業後の進路は?

A:テニスの合宿で行ったリンカーン大学に進学し、農業を学びます。高校生活で身につけた英語を忘れたくなかったし、3年間をニュージーランドで暮らし、広い牧場にいる羊や牛を見てるうちにとても可愛く見えてきたからです(笑)。
 あと、国語が苦手なので、帰国子女枠で日本の大学を受験するには小論文があり、自信がなかったからです(笑)。

Q:高校留学によって自分が変わったと思うのは、どんな点? 

A:留学を終えて日本に帰ってきた時、まわりのみんなから「明るくなったね〜」とか「変わったね」とか言われました。昔はあまり自分からしゃべらず、けっこうな人見知りだったんですが、今では自分から話しかけたり、挨拶もきっちりするようになり「変わったね」と言われるのがとてもうれしいです。
 「いろんな国の友達を作りたい」と思っていたことが叶ったり、将来の夢がはっきりと持てたので、留学してよかったなと思います。3年間の留学生活はとても楽しかったです。

Q:将来の夢を教えて下さい。

A:将来は発展途上国に行って、困ってる人を助ける仕事に就きたいです。

Q:これから高校留学を目指す人たちへ、アドバイスをお願いします。

A:最初留学した時は、けっこう不安とかあって大変な時もあったけど、ホストや学校の先生や友達に助けられて、日本の高校を選んだら体験できなかったことをいっぱいできて「留学してよかった!」と思っています。留学して大変なことがいっぱいあるけど、それを超えて「楽しかった!」って言えるように頑張ってほしいと思います。