数学とESLの科目で、学年トップの賞を獲得
信じられませんでした!
参加コース:ニュージーランド高校留学プログラム
留学期間:2010年4月〜留学中
留学先:Green Bay High School(オークランド)
2010年4月から、ニュージーランド・オークランドのGreen Bay High Schoolに留学中。学校では勉強を頑張り、2科目で賞を獲得した。ホストファミリー宅の引っ越しにより、ホームステイ先を変更したところ。
世界の国々や観光について学ぶ「ツーリズム」の授業が楽しい
Q:高校留学をしたきっかけは?
A:姉がウェリントンに留学したことで、そういう道もあることを知りました。将来、外国に住むことが私の夢なので、英語の勉強をするということが主な理由です。日本の大学に進学して、在学中や卒業後に留学することもできましたが、それでは遅いと感じたので、高校での留学を決意しました。
Q:留学中に達成したい目標は?
A:現地の人たちと普通に会話できるようになることが大きな目標です。これから海外で1人で生活しても不自由ない生活が送れるぐらいの英語力を身に付けたいです。また、いろいろな国の子たちと仲良くなって、その国について知ったり、日本の話をしたりしたいです。
Q:留学先にニュージーランドを選択したのはなぜですか?
A:「治安がいい」「物価が安い」「緑豊か」「ニュージーランドの人たちはすごくfriendlyで優しい」という評判が魅力的だったので、ニュージーランドを選びました。
Q:留学前、英語に自信がありましたか?
A:全くありませんでした。英語に自信はなかったけれど、現地のアドバイザーさんのおかげでどうにかこうにか過ごせました。今は、ある程度のことは自分で対処できるようになりました。
Q:留学先のオークランドはどんな街ですか?
A:オークランドは自然いっぱいで、夏の夜には星がすごくきれいに見えます。私が住んでいるグリーンベイではあまりショッピングは楽しめませんが、バスで20〜30分行くと、いろいろと楽しむことができます。シティの方まで行くと日本人を見かけますし、中国人や韓国人などのアジア人もよく見かけます。シティの方には日本の物を売ってる店なんかもあります。
Q:現在通っている高校はどんな学校ですか?
A:規模の大きい学校ではありませんが、Yr9〜Yr13までの学生が通っています。先生方はFriendlyで親しみやすいので、気兼ねなく質問できます。生徒もみんなFriendlyで親切。学年関係なく仲がいいです。変な上下関係とかがないので、すごく過ごしやすい環境です。ニュージーランドの校舎や家は、1階建てがとても多く、学校の校舎も1階建てで横に広がっているので、複雑すぎて初めはよく迷ってました。
Q: 日本とニュージーランドの高校の違いは?
A:こっちの学校は日本の高校ほど校則が厳しくなく、時間をあまり気にしないところがあります。最初の頃は日本の中学校と違いすぎて不思議に思っていましたが、今はこれが普通になりました。授業では、分からないところがあればすぐ先生に質問し、友達同士でも教えあったりしています。日本のように恥ずかしがったりすることはなく積極的なので、授業に活気を感じられます。また、こちらでは、地震などの災害があると「Mufti Day」という学校のイベントを開催します。Mufti Dayには生徒が私服で登校することができ、ゴールドコイン(1ドル)を募金するという日です。すごくいい活動だと思います。
Q:学校で好きな科目は?
A:「Tourism」です。この教科では世界の国々や観光学について学びます。今は世界の国やその首都をマップで調べて地図に書き込むという作業をしているのですが、日本語と英語の国名の違いや発音の違い、知らなかった国のつづりを知ることが楽しいです。
Q:苦手は科目は?
A:苦手な科目は「Chemistry」です。原子名を覚えるのに苦労してます。日本語のナトリウムNaが英語ではSodium、というふうに全く別の単語に変わるものもあるので、ややこしいです。
Q:学校で賞をもらったそうですね。
A:昨年のTerm2に数学で賞をもらいました。学年ごとに、各教科のトップの成績を収めた人1名がもらえるという賞で、すごく嬉しかったのと同時に「本当なのかな?」と疑ってしまうほどでした。昨年のTerm4では、ESLのJuniorでの賞をもらいました。
Q:家ではどれくらい勉強しているのですか?
A:帰宅後はたっぷり時間はあるのですが、宿題以外は特にしていません。昨年の初めの頃は宿題以外の勉強もしていたのですが、必死に書いて覚えたりするよりも、ホストや友達と話す方が自然と英語が頭に入ってくるのが分かり、それ以来、あまり勉強はしなくなりました。その代わり、学校でできるだけいろいろな人とかかわるようにして学校生活を充実させています。
Q:英語力アップのために努力していることはありますか?
A:洋書を読んでいます。辞書を片手に持っていないと読めないし、すごく時間はかかりますが、英語を理解できているということに喜びを感じています。
Q:ホストの引っ越しで、ホームステイ先を変わったそうですね。
A:前のホストはすごく優しくて、自由な生活を送れていました。ホスト宅が学校から少し離れていたので、朝は送ってもらっていました。夕食前にテーブルのセットをしたり、料理で手伝えることがあればできるだけ手伝うようにしていました。夕食後は食器洗いを手伝いました。夕食の準備や片付けをしながら、できるだけホストと学校でのこと、家族のことを話すようにしていました。
先日、前のホストと一緒に近くの自然公園みたいなところに行ってきました。その日はそのホストと過ごす最後の日。公園には羊や牛、鶏などがいて、すごく落ち着く場所で、ホストも私もそういう感じの場所が好きだったので、すごくいい思い出になりました。ホストが買ってくれたアイスクリームがすごくおいしく感じたことも覚えています(笑)。大好きだったホストとの最後の印象深い思い出です。
Q:ホームステイで気をつけていることは?
A:「親しき仲にも礼儀あり」なので、自分のために何かをしてくれた時には、お礼のことばを言っています。最近は、リビングでできることはなるべくリビングでするようにしています。私はあまりテレビを見ないので、リビングにいる時間はほとんどありませんでしたが、最近はテレビを見ていなくても、本を読んだり、ホストと話すためにリビングに行っています。
Q:留学して変わった部分はありますか?
A:以前よりも積極的になれました。留学前は本当に消極的で、知らない人に自分から話しかけることも一苦労でしたが、今は初めての人とも話すことができます。消極的な性格を変えたいというのも留学した理由の一つなので、新しい友達ができたり、ただの知り合いだった人を友達と呼べるようになることでも、私にとっては大きな成長です。
Q:高校卒業後の進路は決めていますか?
A:日本の大学に行くか、こっちの大学に行くか迷っています。
Q:将来の夢は?
A:職業はまだわかりませんが、外国に住むことが私の夢です。空港で働きたいなと思っています。
Q:高校留学を希望している人に、アドバイスをお願いします。
A:初登校日に「何でもネガティブに考えずに、ポジティブに!」と言われました。親や友達、住み慣れた所を離れて外国で一人で頑張るということはすごく大変なことだと思います。決断するまでにもいろいろ考えるし、決断しても不安はなくならないと思いますが、目標をしっかりと持っていれば大丈夫です。私は不安もありましたが、同じくらい期待もあったので、オークランド空港についてからは「どんなホストなのだろう」「どんな学校なのだろう」「学校の雰囲気はどんな感じなのだろう」とワクワクしていました。自分で希望して留学するのであれば、私のように期待している部分もあると思います。初めは英語が全然喋れなくても、現地のアドバイザーさんがいろいろサポートしてくれるので大丈夫です。留学のいいところを考えて、悪いところはできるだけ考えない。もし留学を決意したのであれば、後悔しない日々を送って下さい。
Q:最後にICCの高校留学サポートはいかがですか?
A:ICCのサポーターさんたちは本当によく支えてくれています。なにかわからないことがあればサポーターさんを頼っています。いい関係を築けているのではないかと思います。