オーストラリア留学の特徴
オーストラリアの大学留学に必要な基礎情報。ビザ、入学基準、費用、現地就職など必要な情報を集めました。
留学に適した、恵まれた環境
オーストラリアは人口がわずか2500万人ほどですが、世界的に評価の高い教育水準と生活環境の良さから、イギリスやアメリカに続き世界で3番目に留学生が多い、人気の留学先になっています。
オーストラリアは、移民大国として多種多様な人種の人々が共存している国でもあり、フレンドリーな国民性で留学生も受け入れられやすい環境があります。学生に人気の留学先ランキングでは、世界の上位30都市のうち、5都市がオーストラリアから選ばれるほど。治安の良さと生活の質、出会う学生の多様性、交通機関の発達、留学生にも就労について寛容である点などからも、留学先として恵まれた環境が整っています。
日本の大学との違い
日本の大学は通常、教養科目と専門課程を合せて4年間ですが、オーストラリアの大学は、専門課程からスタートし学部課程を3年間で修了します。また、ファウンデーションコースという学部入学前に、アカデミックスキルや教養課程の学習をする期間を設けられていることもあります。43の大学がオーストラリア国内にあり留学生の受け入れも積極的です。そのほか、大学の種類、就学、入学審査方法、授業スタイルなども日本とは違います。
世界の大学ランキングが示す高い教育水準
オーストラリアには40の大学があり、私立2校を除いて全て国公立。いずれも教育レベルが高く、連邦政府が各学校を一定の水準に保つよう厳しくチェックしているため、 教授陣・カリキュラム・設備などの質が高く非常に充実しています。毎年発表される大学ランキングでも全体の大学数が少ない中、200位以内に常に5~8校がランクインするなど、その質の高さが評価されています。
特徴ある専攻の数々
オーストラリアの大学では、世界各国から採用された経験豊かな教授陣により、生徒の個性や能力を最大限に引き出すことを目的に、バラエティ豊かでかつバランスのとれたカリキュラムが組まれています。アジア学、日本語学、海洋学、環境学、国際学、開発学、観光学など、特色豊かな魅力ある専攻科目が多く、それぞれに権威もあります。
オーストラリア大学・大学院の代表的な専攻
人文学/教育学/児童保育/言語学/心理学/社会福祉/アジア学/国際学/開発学/マスメディア/マーケティング/コミュニケーション/トラベル&ツーリズム/ファッションデザイン/デザイン/音楽/法律学/経営学/経済学/会計学/ビジネス/コンピュータ/応用科学/数学/航空学/機械工学/自動車工学/農園芸学/土木工学/建築工学/環境学/海洋学/医学/看護学/獣医/スポーツ など
柔軟な入学基準(パスウェイ)
オーストラリアの大学・大学院には、海外からの多様な学生のニーズに対応する柔軟な受入れ体制を整えています。例えば、英語力が足りない学生でも、大学付属の英語学校で進学に必要な英語力を養成してから入学が可能。また、学力が入学基準に満たない学生は、大学付属のファウンデーションやディプロマからスタートし、その後本コースに進むことが可能です。
名門校でもリーズナブルな費用
世界的な教育水準の高さで知られるオーストラリアの大学では、世界ランキング上位の大学でも専攻によっては学費300万円台から。英米の名門校ともなると、学費だけで400万以上かかると言われています。たとえ名門校であっても、リーズナブルな費用で留学が出来るのはオーストラリアのメリットとも言えるでしょう。
大学卒業に要する年数も3年半から可能。留学の総費用が抑えらるのに加え、他の国と違って、アルバイトが認められているので、お小遣いを自身で稼ぐことも可能です。
厳しいクオリティコントロール
教育の質の充実を目指すオーストラリアは留学生が就学する全ての教育機関およびコースを、CRICOS(Commonwealth Register of Institutions and Courses for Overseas Students)と呼ばれるクオリティコントロールを目的とする認証システムが管理しています。また、AQF(Australian Qualifications Framework)と呼ばれる制度により、大学間の単位移行などがスムーズに行われるように整備されています。
在学中、卒業後の就労のチャンス
オーストラリアでは、留学生の就労が認められています。学期期間中は2週間で40時間という制限はありますが、長期の休暇中は制限なく働くことが出来ます。
また、2年間の大学院を修了した場合、卒業後にはPost Study Workビザの申請が可能です。このビザを取得することにより卒業後2年間オーストラリアで就労することができます。
オーストラリアの学生ビザ申請
オーストラリアの教育機関で3ヶ月以上フルタイム(1週間25時間以上)の授業を受ける場合は学生ビザの取得が必要です。学生ビザではICCを通して手続きの代行も可能です。2週間で40時間以内の就労可能な就労許可が可能です。