日本とよく似た地形で類似点も多いと言われる、ニュージーランド。
早くから私費での高校留学生を受け入れてきた実績があります。都市部だけでなく、小さな街でも留学生の受け入れをしていて、現地では日本語を学ぶ学生も珍しくはありません。親日家も多いため、日本人が馴染みやすい環境です。
ニュージーランドは教育先進国として知られており、高校教育も世界レベルの高い評価を受けています。NCEAという全国統一の高校教育認定資格が設定されていて、各学年で学力レベルの認定テストを受けることが可能です。また少人数制の授業や、生徒の個性や能力を伸ばす教育方針が特徴です。
渡航後すぐに現地学生と一緒に授業を受ける事が出来るため、ネイティブの英語環境で学習することで、英語力の向上が期待できます。クラス内でのディスカッションやプレゼンテーション、日常生活でのコミュニケーションを通じて、自然な形でリスニングやスピーキングのスキルを磨くことができます。
ニュージーランドは世界でもトップクラスの安全な国の一つです。治安の良さと公共交通機関の安全性の高さは、留学生やその保護者にとって非常に重要な要素であり、学生一人ひとりが安心して学び、生活することができます。
ニュージーランドは多様な文化が共存する国です。異なる文化を尊重する価値観は、先住民族であるマオリの文化を国全体で大切にしていることにも表れており、学校の授業でもマオリの文化や言葉を学ぶことができます。
また、留学生が自国の料理を振る舞うイベントを開催するなど、国内外の様々な文化に触れあう機会があります。このような環境で異文化理解や国際感覚を養うことは、グローバル社会で活躍するための貴重な経験となります。
壮大な自然環境に恵まれたニュージーランドでは、学業の合間に様々なアウトドア活動を楽しむことができます。年間を通して暖かいタウランガでのマリンアクティビティ、クライストチャーチからアクセスの良いスキー場でのウィンタースポーツなど、美しい自然の中でリフレッシュすることは、学生たちはメンタルヘルスの維持にもつながります。
全土を通じて教育制度が統一されているニュージーランド。 各学校の運営はニュージーランド教育省の規定に基づき、公立であってもそれぞれの学校に任されています。そのため、地域性や環境に合わせ学校によって選択科目が異なります。留学生はNCEAという全国統一の高校教育認定資格の取得を目指して選択科目を各学年6科目から5科目選択することが可能です。
心理学、観光学、デジタルテクノロジー、ビジネス、環境学、法学、建築、写真、ダンス、デザイン、幼児教育、アウトドア教育、など
日本やアメリカなどの教育カリキュラムと異なり、ニュージーランドの高校には必修科目がほとんどなく、各自のやりたいことを広く深く学べるカリキュラムです。高校生のうちから大学で学ぶような科目を履修できるため、卒業後の進路を具体的にイメージして選択できることは大きなメリットです。
また、ニュージーランドは国全体で統一した教育カリキュラムを採用しているため、教育の質が担保されていることも大きな魅力です。
ニュージーランドの高校は、学生が自分の興味や将来の目標に合わせて科目を選択できる柔軟なカリキュラムが特徴です。
学校の規模によって設定科目数は変わりますが、少ない学校でも30科目以上が設定されており、日本では珍しい観光学や心理学、ロボティック、ダンス、農業など実践的な科目から、なかには航空学が設定されている学校もあります。
豊かな自然環境を活かしたスポーツや野外教育も盛ん。主要科目以外でも学生の個性や強みを伸ばせる仕組みが魅力です。
ICC提携学校数 | 80校 |
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高校入学可能時期 | 1月、4月、7月 |
寮の提供 | 有 |
アカデミー | 有 |
IB実施校の有無 | 有 |
ニュージーランドの高校は、4学期制を採用しています。年度の開始は1月末で、各学期の間に2週間の休暇があり、12月から1月にかけての2ヶ月間は夏休みになります。
4学期には全国統一の学年末テストがあり、例年11月上旬から約1ヶ月間かけてテストが行われます。
学生は自分が履修している科目のテストが行われる日に学校に行き、履修科目全てのテストを受け終えた人から夏休みに入ります。
留学生は1学期、2学期、3学期の開始にあわせて渡航することができます。
長期留学の場合は、1学期もしくは2学期から入学する学生が多く、ターム留学の場合は7月に渡航する学生もいます。
※4学期はテスト学期になるため、この時期に留学を開始することはできません。
ニュージーランドの1学期は1月末に開始します。留学生の多くは年度初めの1学期、または4月に始まる2学期に渡航します。
ニュージーランドのセカンダリースクールは、日本の中学2年生〜高校3年生にあたるYear9〜13が通います。高校1年生での留学はYear11、2年生はYear12に入ることになります。
留学生の渡航時期は、ほとんどが1学期、2学期、3学期の開始日に合わせて出願を進めます。長期留学の場合は、1学期もしくは2学期から入学する学生が多くなり、ターム留学の場合は7月に渡航する事も可能です。夏場の短期滞在を受け入れている学校もあり、長期留学の前に数週間のみ体験入学することも可能です。
留学計画を立てる際には、費用を総合的に把握し、適切な予算計画を立てることが重要です。
ニュージーランドでは、出願後に入学審査が行われ、無事受け入れが確定した際は請求書が届きます。お支払い後に正式な入学許可書と領収書が届きますので、学生ビザの申請時にこれらの書類を提出します。
請求内容は、授業料や滞在費等の学校関連費用(一般的には最大1年分)です。卒業留学で2年以上留学する学生は、渡航前には上記のタイミングで初年度分をお支払いいただき、留学中の10月頃に次年度の請求書が届きます。
ICCでは、留学目的や予算に合わせた留学ごプランの提案を行っておりますのでお気軽に相談ください。
留学する高校の種類(公立・私立)や留学期間によって異なります。ニュージーランドの高校はほとんどが公立で、一部に私立や準公立(公立と私立の中間に位置する運営形態)の学校があります。ICCの学生もほとんどが公立に、一部が準公立に留学しています。
ニュージーランド最大の都市であるオークランドは授業料・滞在費ともに高い傾向がありますが、2024年現在は物価高の影響もあり、都心から離れた地域の学校でも金額が上がってきています。
ニュージーランドと並んで留学先として人気があるオーストラリアやカナダに比べると、以前は学費が抑えられる印象がありましたが、今は他国との金額差もほとんどありません。
公立高校の授業料は、年間約140〜170万円(NZ$15,000〜18,000)です。
授業料の他に、事務手数料として10〜20万円(NZ$1,000〜2,000)ほどかかります。
また、1年以上留学する学生は、NCEAと呼ばれる教育システムの登録料および試験の受験料として約37,000円(NZ$400程度)が必要となります。
私立高校の授業料は、年間約230万円〜(NZ$25,000〜)、日本円で400万円以上することも珍しくありません。
また、授業料の他にも事務手数料や授業関連費用がかかり、学校によって項目・費用は異なりますが、公立より高い場合がほとんどです。
ホームステイの場合、年間約130〜160万円(NZ$14,000〜NZ$17,000)です。
学生寮(ボーディング)の場合、年間約160万円(NZ$17,000)前後が一般的です。これには、学期間の閉寮中のホームステイ費用を含みます。
いずれの滞在費にも、1日3食の食費、光熱費、インターネット使用料が基本的に含まれています。また、滞在先の手配料として、出願時に3〜4万円(NZ$300〜400)ほどかかります。
前述の通り、滞在費に1日3食の食費、光熱費、インターネット使用料が含まれているため、その他に必要となるものは、交通費、携帯電話の費用、その他の個人的な娯楽費(交際費や個人的に買いたいもの)などです。
学生によりお小遣いの金額は異なりますが、月3万円程度が一般的です。お小遣いの中から交通費や携帯代も支払い、留学中にお金のやりくりの仕方を学ぶ学生も多くいます。
※上記いずれも2024年度の費用、NZ$=93円(2024年10月現在)で算出
パスポート申請費用(申請の必要がある場合)、学生ビザ申請費用、航空券代、海外留学保険費用が必要となります。また、留学先ではノートパソコンが必要となるため、持っていない学生は新たに購入する必要があります。
学校関連費用として、学費と滞在費等の他に制服代や教材費、現地の留学生強制加入保険などが発生しますが、学費や滞在費とあわせて請求される場合がほとんどです。
有料のアクティビティや遠足の参加費用、部活動で必要になる物や遠征費用、習い事の費用など、学生によって様々です。授業料などの大きな費用は渡航前に支払いが完了しているため、任意参加のものに対して発生する費用が多い印象です。
留学生の場合はアクティビティの参加や部活動の遠征、習い事の契約などに際して保護者の同意が事前に必要となるため、身に覚えのない高額な請求が突然くることは基本的にありません。
その他に、「ボール」と呼ばれるダンスパーティーのような学校主催のイベントが年に一度行われます。スーツやドレスなどの華やかな衣装に、ヘアセットやメイクアップもして、特別な時間を楽しみます。留学生は衣装をレンタルする学生が多いですが、このような特別なイベントの出費も発生する場合があるので覚えておくとよいでしょう。
ICCでは、ほとんどの学生が高校卒業後の進路として大学進学を希望します。最終学年になると受験に向けた準備や対策で、特別な費用が発生する学生もいます。以下はその一例です。
ニュージーランドでの留学経験は、日本の大学進学においても大きなアドバンテージとなります。特に、国際関係や外国語学部など、グローバルな分野に強い関心を持つ大学では、留学経験がプラス評価されることが多いです。また、留学生は独自の視点や海外での学びを生かし、入試の面接や小論文で差別化を図ることができます。
ニュージーランドの高校での学習成果は、世界中の大学で認められており、特に英語圏の国々への進学に有利です。ニュージーランドの教育制度下で取得したNCEA(National Certificate of Educational Achievement)は、多くの国で高校卒業資格として認知されています。留学生は、ニュージーランドだけでなく、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど、英語圏の大学への道も開かれています。海外の大学では、専門分野の深い知識を学ぶことができるだけでなく、国際的なネットワークを築く機会も得られます。
ニュージーランドは全土に渡って留学生の受入をする学校があります。中でも国内最大都市のオークランドや南島最大都市のクライストチャーチ、サニーネルソンと呼ばれ天候が良いことで知られるネルソン、北島のリゾートとしても知られるタウランガ、大自然を満喫できるネイピアやワンガヌイ、ティマルや学生の都市とても有名なダニーデンが人気です。
ICCがオススメする派遣先です。
実際にICCを通じて留学をした先輩が、ニュージーランドを選んだ理由を教えてくれました。
星 幸輝(ほしこうき)くん
ティマル・ボーイズ高校
2019年〜卒業
ニュージーランドのティマルを留学先に選んだ理由が、高校留学中に小型飛行機免許証を取得できると聞いたからでした。卒業後の進路は3年間の留学生活を経て、「パイロットを職業にしたい」という強い想いから12年生(留学開始から約一年弱)の時に両親に相談しました。
木村 亮輔(きむらりょうすけ)さん
リンフィールド高校
2006年〜卒業
中学校のときに市が支援する短期交換留学プログラムでニュージーランドに行く機会があったのですが、それが本当に楽しかったみたいで。帰ってきた時にもう目が違っていたというか(笑)。やっぱり外国の学校は日本と全然違う!ニュージーランド凄い!となって、そこから留学するならニュージーランドと決めていたみたいです。
(保護者より)
英語の勉強はもちろん、ICCでは学生の希望や学校の特色に合わせて留学先を紹介しています。ニュージーランドならではのアクティビティを楽しめる学校から、アカデミックな学校まで、希望にあった環境の学校を選ぶことができます。
クライストチャーチの街中にある伝統的な男子校です。特にラグビーが強いことで有名で、過去にはオールブラックスの選手も輩出しています。
海外からもラグビーを本格的に学びたい学生が多く集まる強豪校です。在学生の3分の1の学生がラグビー部に所属し、学校内だけでも20以上のチームが形成されています。ジムトレーニングやセオリーもプログラムに組み込まれています。街中にあると思えないほど広大なフィールドには5つのラグビーコートがあります。
オークランドでも人気のノースショアにある伝統校です。アカデミックに力をいれていて国際バカロレア(IB)プログラムを選択することも可能です。
環境が良いことで人気のノースショアにある共学校で、レンガ造りの伝統的な校舎が印象的です。ビーチサイドにあり、校庭からは海を見渡すこともできます。留学生のサポートにも定評があり、日本人の留学担当者もいるので安心。アカデミックに力を入れていますが、バスケなどのスポーツや音楽にも強く、文武両道の学生にお勧めです。
クライストチャーチにある、ニュージーランドでも最大規模の学生数を誇る共学校です。アカデミックな学校としても現地学生から定評があります。
ニュージーランド国内でも音楽やパフォーミングアートが強い事で有名で、敷地内には700人以上収容可能な設備の整った近代的なホールもあります。各楽器の個別レッスンは勿論、音楽のエクステンションプログラムも設定されています。バレーボールなどのスポーツにも強く、国際色豊かなところが特徴です。
海岸沿いの街ティマルにある、こじんまりとした雰囲気が魅力的な寮つきの女子校です。近くには協定校の男子校があり、共同プログラムもあります。
南島のクライストチャーチとダニーデンの中間に位置する、寮付きの学校です。近くには、のどかな丘陵地や山が広がり、ニュージーランドらしい大自然を満喫することが出来ます。国内では珍しいAviation (航空学)のコースもあり、スキーなどの留学生向けプログラムに参加することも可能です。