高校留学をすることで、様々な経験をし、成長することが出来ますが、中でもこんな力が身につくという高校留学のメリットをご紹介します。
ICCは、高校留学をすることにより、国際力が身につくと考えています。
国際力とは、次のような様々なスキルを意味します。
最近、日本の高校でも多様性について考える教育が行われています。しかし、親元を離れて日本とは異なる環境に飛び込むことで、日本との違いや異なる考え方を実際に体験することができます。このような体験を通じて、「グローバルな視野」を身につけ、現実に根ざした理解が深まります。
特に10代の柔軟な時期に異なる価値観に触れることで、より高い適応力を育むことができます。これは、高校留学の大きなメリットです。
高校留学というと、多くの保護者は「英語力の向上」や「その後の進路に有利」といった学力面に注目しがちです。しかし、高校留学の本当のメリットはそれだけではありません。自立心の向上や精神的な成長も大きなポイントです。
親元を離れることで、留学生は自分で考えて決断する場面に多く直面します。現地の同級生たちが自分なりの判断で物事を進める姿を見ることで、自己判断力や自立心が育まれます。高校生にとって、この時期は大人になる手前の非常に重要な時期です。特に海外では、自己責任や自己判断を普段の生活や学校生活の中で自然に身につけるよう促されます。
また、自分で掃除や洗濯などの身の回りのことをする環境に置かれることで、家族の支援のありがたさに気がつくことができます。家族のサポートが当たり前ではないことを再認識する時期にもなります。
こうした経験を積むことで、留学を終え、帰国する頃には精神的に成長し、自立心を持った学生へと成長していきます。
最近、大学入試は「一般入試」よりも「総合型選抜」や「推薦型入試」が重視されるようになっています。これは、単に学力試験だけで合否を決めるのではなく、これまでの経験や将来の目標、そのためにその大学で学ぶ理由をアピールして合格を目指す形式です。
高校留学をすれば必ず大学受験に有利になるというわけではありません。しかし、高校留学を通じて日本ではなかなか学べない科目を学び、異なる環境で生活する経験は、大学入試でのアピールポイントになります。そのような意味で、高校での留学は大学受験を控えた高校生にとっても大きなメリットがあります。
高校留学の経験は、大学入学後の生活や学習態度にも良い影響を与えます。大学での学びは、高校までのように決められた範囲の内容を覚えて理解するだけではありません。学術内容を深く理解し、自分の考えを持つことが求められます。海外の高校では、こうした「理解を深める」ことに重点を置いた授業が行われており、これが大学での「リサーチの方法」や「自ら考える力」に活かされます。高校留学の経験が、大学での学びに対する準備となり、より深い知識を追求する力を育みます。
海外の高校では、多くの科目を自分で選んで履修します。これにより、自分の興味や得意分野を考え、自分で決めた科目を学ぶことができます。また、授業の一環として社会とのつながりが取り入れられることも多く、早い段階から将来のキャリアについて意識を持つようになります。
「とりあえず名前の知れた大学に入る」のではなく、「○○をする仕事がしたいから、この専攻を選ぶ」「これが得意だから、関連する仕事に就くために」といった具体的な目標を持って進学先を決定できます。高校留学の経験が、このような進路選択に大いに役立ちます。
高校留学で培ったコミュニケーション力や英語力を元に、キャリアの選択肢を広げることも可能です。そして、「自分で考えて決定する」経験を積み重ねてきた学生は、実際にキャリアの最前線に立ったときにも、その力を発揮できる可能性が高いでしょう。
海外の高校に留学すれば英語力が付き、楽しい生活が待っている!というのは大きな間違いです。英会話を楽しむ短期の語学研修と違い、英語を使って学び、理解を進める高校留学では、しっかりと事前準備をし、また自分に最適な高校を選んで留学する事が大切です。自分が思い描いている留学が一部のSNSやオンライン上の情報からの「思い込みではないか?」などもしっかりと様々な情報などから検討することが大切です。
日本の高校生活では自分から働きかけをしなくても、周りが気配りし、助けてくれることも多々あると思いますが留学先では自分から積極的に確認したり、行動を起こすことがとても大切だと言うことを、しっかりと理解した上で高校留学をするようにしましょう。
今までの慣れ親しんだ環境から離れ、家族友人と別れて新しい環境に飛び込むことは思っている以上にストレスがかかるものです。また、日本文化の特徴でもある「空気を読む」は海外ではあまり通用しません。そんな環境の中で思った以上に落ち込んだり、日本が恋しくなってしまうこともあるかも知れません。
でも高校生の皆さん、思い出してみてください。どうして高校留学しようと思ったのか。留学を通じてどんな夢をかなえたいと思ったのか?英語がわからなかったり、生活習慣が違うことで戸惑いうまくできないのは当たり前のことです。最初のうちは「出来ない事が当たり前」と気持ちを切り替える事も留学生活をうまく進めて行くためには大切です。「自分はもっとうまくできるはず」「日本ではこんなことあり得ない」というこれまでの常識を一度捨てて、「日本とはこんな風に違うんだ」「やってみないとわからない。うまくいかないかもしれないけどチャレンジしてみよう」と思う気持ちが高校生の皆さんをさらに成長させるきっかけにもなります。
ICCでは高校生の皆さんが留学をし、友人と出かけたり、クラブ活動などに参加して思うように行動することが安心して出来る環境を高校留学先としてご紹介しています。ただ、いくら治安が良いエリア、国とは言っても「絶対」と言うことはありません。夜遅くに子供だけで出かけたり、現地の人が注意して近づかないようなエリアに行くことはとても危険です。まずは「自分の身は自分で守る」ことを大前提に、夜遅く(日が暮れてから)の外出は避けたり、危険なエリアなどをあらかじめ把握しておくなども大切です。
気になること、心配なことがあるときは、周りの大人にも相談したり、事前に断りを入れるなども大切です。
保護者の皆さんからすれば、我が子が留学先でつらい目に遭うことなく留学生活を送ってほしいと思われると思います。でもそのために常に連絡を取り合ったり、保護者の方の考え方を押しつけるやりとりはせっかくの高校留学を、意義のないものにしてしまうかも知れません。高校留学している本人たちは、留学先の環境に慣れ、友達を作り、英語力を伸ばして勉強についていこうと必死です。時に弱音を吐いたり、愚痴を言いたくなることもあります。
こうした本人たちからの投げかけに、すぐに「正しい答え」を提示するのではなく、一歩踏みとどまって「(お子さんは)どうしたいか?」を自分で考える様に方向付けをしてあげてください。保護者の方は経験則からも「どう対処すれば一番正しいか」をついアドバイスしてしまいがちですが、それを考えることこそ高校生にとっては留学の最大の醍醐味です。
高校留学は誰一人として同じ留学をする生徒はいません。100人いれば100通りの高校留学があります。ICCでは留学前の手続きから、出発後留学先でのサポートまでを一貫して見守ることで、一人ひとりの個性を把握しながら、その子にあった留学先を紹介し、それぞれの目標に合わせた声がけをしていきます。
また慣れない環境で戸惑うことや、コミュニケーションがうまく進まないなど様々な留学先での問題点にも現地にいるICCアドバイザーが留学をする皆さんと一緒に解決していきます。
留学に送り出す保護者の皆さんに現地の様子を報告し、何か困った事があったときには現地の状況も加味しながらアドバイス、ご相談に対応しています。
こうした細かな連携で保護者の方と一緒に高校留学を見守り、生徒ひとり一人の成長を促すのがICCの役割です。