今話題の中国茶の香りを文字で堪能していただきます。一服してきませんか。

 お茶を飲み、胃に少し溜まった頃こみ上げてくる、えもいわれぬお茶の残り香のことを中国人は古くから「清香(チンシャン)」と表現してきたそうです。このコーナーでは毎回その魅力をいろんな角度から紹介。
そして、紹介されたお茶を実際に試された方のご意見、ご感想を募集しております。送ってくれた方にはもれなく、留学関係の書籍またはムックをプレゼントいたします。
 では、ご自分の「おいしい」に出会える手助けとなれば幸いです。

分類のキーワードは”発酵”。発酵とは茶葉自身が持つ酸化酵素が光や酸素などによって酸化していくことだ。

緑  茶 中国で一番生産量が多く、一番飲まれているお茶。代表的なお茶は「龍井茶」「碧螺春」など
(不発酵秩)

白  茶 主に福建省で造られ生産量も少ない貴重なお茶。代表的な茶は「白毫銀針」「白牡丹」など
(弱発酵茶)

黄  茶 悶黄(製造の途中で高温多湿の場所に放置する工程)と呼ばれる黄茶独特の製造工程がある。代表的な茶は「君山銀針」など
(弱後発酵茶)

青  茶 あまり発酵させないものから完全に発酵させるものまでと、その分、味、香りも幅が一番広い。代表的な茶は「武夷岩」「安渓鉄観音」など
(半もしくは部分発酵茶)

紅  茶 茶葉が完全に発酵しているため紅色である。代表的な茶は「祁門」など
(全発酵茶)

黒  茶 この区分のお茶は他と違い、菌の働きによる本来の意味の発酵をさせたもの。代表的な茶は「六堡」など
(後発酵茶)

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