今話題の中国茶の香りを文字で堪能していただきます。一服してきませんか。

 お茶を飲み、胃に少し溜まった頃こみ上げてくる、えもいわれぬお茶の残り香のことを中国人は古くから「清香(チンシャン)」と表現してきたそうです。このコーナーでは毎回その魅力をいろんな角度から紹介。
そして、紹介されたお茶を実際に試された方のご意見、ご感想を募集しております。送ってくれた方にはもれなく、留学関係の書籍またはムックをプレゼントいたします。
 では、ご自分の「おいしい」に出会える手助けとなれば幸いです。

工夫茶(丁寧にいれる茶の事)での入れ方
中国茶には日本の茶道のような「こうでなくてはいけない」的なルールはありません。お茶のいれ方は人それぞれであり、下記の入れ方を参考にし、自分なりのおいしいいれ方を見つける事も楽しみのひとつになるといえます。

1. 茶池の中に入れた茶壷、茶海に湯を注ぎ温める。茶壷の湯を茶杯、聞香杯に注ぎ温める。

2. 茶則で茶缶から茶葉を取り出し茶壷に入れる。(茶則を回すのではなく茶缶を回して取り出すと茶葉が傷まない)

3. 茶壷に熱湯を注ぎ、茶壷の口に浮かんだ泡を蓋で拭い捨て、蓋をする。(この際、黒茶の場合、すぐ湯を捨てる洗茶をした方がよい。)

4. 茶壷の上から茶杯、聞香杯、茶海の湯を上からかけて蒸らす。

5. 葉が開き、浸出したら茶海に1滴残らず注ぎ、茶海から聞香杯に注ぐ。

6. 聞香杯から茶杯に注ぎ、味を楽しむ。

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