ウエストミンスター大学留学
University of Westminster
University of Westminster
※紹介した学部授業は修了生の個人的な感想です。
※ここで紹介した科目は内容が変更されたり、開講されない場合もあります。
01
毎週授業で美術館やギャラリーに行って作品を鑑賞する。またロンドン市内の有名な建造物の見学もある。過去に訪れたのは、National Gallery,Tate Modern, St. Paul's Cathedral, Wallace Collection, Sotheby's Auctionなど。先生がいくつかの作品について重点的に細かく説明してくれるので、絵画や建造物に対する新たな側面・解釈を得ることができる。
02
毎週先生からすすめられる劇、もしくはミュージカルを見て(強制ではない)、翌週の授業でディスカッションする。授業では、演劇とは何かというセオリーや、reviewの書き方などを学ぶ。特にreviewの書き方はおもしろい。アメリカ人の留学生が多く参加しているので、ディスカッションは非常に早いテンポで進んで大変だが、アメリカの演劇との比較も興味深い。
03
第2次世界大戦以降、グローバル化の流れを受けて世界がどう変わっていったかを、貿易、移民、多国籍企業の動き、エネルギーなど、さまざまな側面から取り上げて解説する。1年生のクラスなので、レポートの書き方やプレゼンテーションの方法など丁寧な指導がある。授業はレクチャーとセミナー形式。エッセイの提出、プレゼンテーション、テストが1回ずつ行われる。
04
多国籍企業のマーケット戦略について、ケーススタディを検証しながら学ぶ。先生は日本企業にも精通しているため、日本企業のグローバル戦略の成功点・失敗点なども学べて非常におもしろい。グループワークでは、実際に新商品開発のプロジェクトをシュミレーションするので、ビジネスマーケットを具体的かつ身近に感じながら学ぶことができる。
05
EUの設立経緯に始まり、EU市場統合による経済波及効果、CAP、EUの通貨統合に関して基礎的なことを幅広く学ぶので、EUについて深い知識がなくてもついていける。どちらかと言えば経済政策についてウエイトが置かれているようだ。日本人留学生に対して先生の理解があり、英語に問題があって授業内容が難しくても、授業後に質問をすれば懇切丁寧に教えてくれる。
06
経営経済専攻の学生も受講している授業。EUの政策や法令、構造などについて、基礎から学び、EUが抱える問題点や、EU諸国の産業、経済面、ビジネスにおける事象について授業が進められる。日本人学生は少ない。小規模のグループディスカッションを行い、随時予習課題が出されるほか、中間、期末には 1500〜2000字のエッセイ提出がある。
07
政治学を中心に国際援助の問題などについて考察する。グループワーク中心でプレゼンテーションやエッセイ提出が求められる。途上国というイギリス国外のことについて学ぶクラスなので、受講生や講師は留学生に対して非常に理解がある。また途上国出身の留学生もいるので、国際援助について援助する側とされる側との意見が交換される場面があるのも興味深い。
08
授業中に映画を観賞し、その作品のトランスクリプト、音楽、ジャンルなど、さまざまな観点から分析を試みる。それほど映画に関しての専門知識がなくても、映画に興味がある人であれば参加することが可能だ。映画について多角的に学ぶことができるのがおもしろいところ。授業形態はレクチャーのみ、それに2000字相当のエッセイ2本の提出が含まれる。
09
授業の前半は実存のアーティストについてのマーケット戦略を学び、エッセイを書く。後半はグループワークで、実際に大学でサークル活動しているバンドをマネジメントするというシュミレーションを行う。グループは、総合マネジメント、ビジュアルイメージ、プレスリリースなどで構成され、マーケット戦略を練り、それを基に企画書・報告書を作成する。
10
ホームページ作成に興味がある人におすすめ。初心者でもついていけるくらいの基本的なことからセミナーで学ぶことができる。クラスでは実際にホームページを作成するほか、700字の作成レポートや250字の説明書なども書いて提出する。講師の話がおもしろく、英語に自信のない留学生も歓迎してくれる。
11
4〜10名のグループに分かれ、実在する政府団体、企業のPR方法を、毎回のテーマに沿って考える。テストはなく、ポートフォリオの提出とプレスカンファレンスで評価される。ポートフォリオはプレスリリースなど報道資料一式、社内広報資料、ポスター、フィーチャーアーティクルを自分で考案し、提出する。プレスカンファレンスでは企画立案から実行までを行う。
12
実際にマーケッターとして企業で働いた経験を持つ講師によるクラス。仮想のクライアント(講師)を相手に毎週ミーティングを開き、クライアントの問題点を見つけ、それを解決するためのマーケティングプランを作成し、プレゼンテーションをする。2500字程度の中間レポートを提出するほか、期末にはグループでのプレゼンと3000〜4000字のレポートを提出する。
13
内閣、上院、下院、労働党、保守党、議会、メディアなどのテーマについてレクチャーを受ける。セミナーでは、前回のテーマについて学生がプレゼンテーションを行う。英語に自信のない留学生には、参考になる資料、分かりやすい書籍などのアドバイスがもらえる。1500字程度のエッセイ提出のほか、10分間のプレゼンテーション、ペーパーテストが課される。
14
異文化交流を文化論の視点から学ぶ科目。異文化に接した時の国別の対応や理解力の度合い、違いについて学ぶことにより、偏見なく自分の文化を通して他文化を理解する視点を持つ重要性を学ぶ。留学生の多い授業だが、科目のテーマに沿って、ロンドンならではの多様性が反映されているクラス構成。3回のエッセイ提出あり。
15
この科目では、イギリスのビジネス経営陣から見たビジネス概観や関心事が、どのような方向性にあるのかを学ぶ。FTに載っている上場企業の株を毎週売買するというシュミレーションや、企業分析など、実践的な過程を通して、イギリスにおける企業形態、SWOT分析について学ぶ。日本人は少なく、課題はリサーチ/グループ発表や企業分析レポートなど。
16
イギリスのビジネスシーンにおいて必要とされる技術、プレゼンテーション、面接スキル、コミュニケーション、タイムマネジメントを学ぶ。CVや自己分析、将来設計に関するレポート提出、プレゼンテーションの課題もあり、留学後の就職活動に向けて自己再認識ができる科目のひとつ。留学生が多いが、ビジネス経験のあるネイティブの学生も。
17
現代社会におけるブランドとは何か、どのように強いブランドが形成されるのか、ということについて理論と実践を学ぶ。ブランドを学ぶことで、イギリスにおけるビジネスの市場の局面を探ることができる。グループワークのほか、ブランド分析とプレゼン/レポート2500字、さらに、特定のイギリスのブランドをテーマに、2500字のエッセイ提出も課せられる。
18
ファッション業界の経済に対する影響や、文化的な意味での重要性などを、グローバルな視点から学ぶ科目。ネイティブの学生が非常に多く、講義の後のゼミではグループワークが主体のため、ディスカッションが中心となる。課題は、イギリスブランドのショップを10件ほど、写真つきでリポート作成。Logbookという本の形にして提出する。
19
労働市場、金融セクター、美術館、文化施設、交通機関や観光産業などロンドン経済に欠かせない機構についてケーススタディなどを使いながら調査する。経済学の観点からの分析が主となるが経済以外の視点からの議論も行われ、様々な角度からロンドン経済を分析する。ロンドンに関する予備知識を必要としないのも利点。
20
世界初の写真学部を立ち上げた本学の実践的な写真の授業。写真やドキュメンタリーについて理論を学んだ後、National Portrait Galleryなどへの訪問の機会も。「ドキュメンタリー」とは何かを、ジャーナリズムの観点ではなく、スタイル、カラーリングなどの面からも追求。課題は「写真からストーリーが読める物」として、スタイル自由の作品やモノクロ1枚などを提出。